バングラデシュは世界の中でもコロナ感染の発覚が遅くて
3月に初の感染者が出たということもあり、2月中はまだ
自粛モードもなく様々なところでイベントが行われていました。

私たち在留邦人が所属する日本人会の春祭りも、2月22日…
今思うとぎりぎりの時期だったなあと思いますが、今年もなんとか無事行うことができました。


以前もブログに書きましたが、この春祭りはバングラデシュに住む日本人の方々の年に一回の貴重なお祭りで、
普段はいろいろなお仕事をされている日本人の皆さんが一枚岩となり、運営委員会を立ち上げ企画から実行を分担して作り上げていきます。

 

そのレベルの高さといったら、、、イベント業界のプロも顔負けの手際の良さと実行力です。

優秀な方は、どんな仕事をしても成果を出すんだなあ、、、と
わたしもいち裏方スタッフとして関わらせていただき、毎年この地に住む日本人の皆さんの仕事の出来っぷりに驚かされるばかりです。

 

運営員会の中心メンバーは、政府機関の方や商社の方、一般企業の方など様々ですが、確かにこのバングラデシュという未開の地で、プロジェクトを遂行したりビジネスをしたりするのは、頭脳はもちろん強靭なハートや実行力も、備えていなければやっていけないものなのでしょう。
 

例年同様、そのイベントの裏方全般は夫を中心としたエクマットラのイベントチームが業務として引き受けさせていただき、スタッフたちと、インターンと、日本人会の皆さんと…今年も様々なドラマが生まれました。


そしてとても光栄なことに、その春祭りでのパフォーマンスタイムの最後に出演もさせていただいたので
今日はそのメンバーとのエピソードと動画を、皆さんにこのブログで共有したいと思います。


オリンピック&パラリンピック応援歌の「AKASHEY」
ダンサー4人が入った初の6人バージョンの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=AfZk3MMEQzY

 

ここで踊ってくれているのは、この地に住む日本人のダンサーさんおふたりと、ベンガル人でダンサー志望のふたり。

かなり前から、音楽活動の中でパフォーマンスの幅を広げるために、ダンサーやミュージシャンの仲間を少しずつ増やしていけたらよいね、とメンバーの水谷君と話していました。
ですが、なかなか同じような志を持つひとに会えずにいました。
同じチームとしてやっていくには「好き」な気持ちに共感と敬意を持てたらいいな、と思っていて


純粋に、音楽や表現することが好き。
この国で、新しいエンターテイメントをつくっていきたい。


私たちが大切にしていることは、とてもシンプルなことですが
外国人という理由だったり、始めから活動をメディアに取り上げていただいたりしたこともあり、一緒にやろう!と連絡が来るのはどこか目標や方向性が違うな、と思う方々が多く。。。

そんな中、本当に奇跡のように縁が繋がり、好きを共有できて、純粋なパフォーマー魂を持つこの4人が、私たちのチームメンバーとなってくれました。
練習中は、そのパフォーマンスに懸けるストイックな姿勢や、無邪気な情熱にわたしたち二人もたくさんの刺激をもらっていて。
きっかけは、この「AKASHEY」をステージで披露する際にはやはりダンスがあったほうが良いということで振り付けをしてくださる方を探していたことだったので、この曲が引き寄せてくれた良いご縁だなあと、改めてこの曲に感謝をしています。
ほんと、親孝行な作品です(*^_^*)

 

本当は、1月25日の単独ライブを目指して6人で練習を重ねていて
それが選挙で延期となり、2月8日を目指し
またそれが政治的ストライキで中止となり
2月11日に披露のチャンスをいただくも6人のスケジュール合わず
仕切り直しで3月28日をまた目指し…と、
初披露まで本当に長い旅路を歩んでいたのですが(^^;)


その途中、2月22日の春祭りで光栄なことにこの「AKASHEY」披露のオファーを運営員の方々からいただき
日本人会のご協力もあり、ベンガル人ダンサーのふたりも特別に参加できることになり
やっと…6人バージョン初披露へと至りました。
 

ボーカルの私たちは、まだ慣れない踊りながらの歌唱で
ベンガル人のダンサーふたりはなんと十代!!の若さで
至らない点も多々ありますが、記念すべきみんなでの初披露のパフォーマンス…
応援してくださっている方々にもぜひ見ていただきたいなあと思い、私たちのチャンネルに上げさせていただきました。

日本人ダンサーのおふたりの、余裕がありながらもキレのある素敵なダンス、
ベンガル人ダンサーのふたりとの楽しそうなじゃれ合い、
わたしたちふたりの時とまた違うチームでの高揚感、一体感…
感じていただけたら幸いです。
あと、最後の歓声で、こんなにもこの国に日本人の方々が住んでいるんだなという、、、
そんな驚きも、日本の方が見たらあるかと思います(^^)

 

 

この演目の他にも、春祭りに関しては昨年同様さまざまな出来事があり、会場の設営や装飾について、当日の裏方について
そして春祭りのために結成されたバンドの皆さんや、コラボさせていただいたガールズユニットについて…
などなど、たくさんの思い出ができたので
また時間がある時に自分の記録として、今の日常の記事に混ぜつつ、少しずつ書いていきたいと思います(*^_^*)


今バングラデシュは断食月に入り、コロナの感染の脅威もある中
敬虔なイスラム教徒の方々は断食をしています。
日の出から日没まで、水も食料も自分の唾さえも飲んではいけない、、、
暑いバングラデシュで、風習とはいえ本当に過酷な日々を送る人々。

今、日の出の前に食べ物を食べましょうとお知らせする音を聞いています。
 

もうすぐ、また日が昇ります。。。

またいつか、こんな風に みんなが好きなことをできる日が来ますように。