先日、バングラデシュでBSPAアワードという賞の表彰式がありました。
これはバングラデシュスポーツ報道協会が主催しているイベントで
毎年その年に最も輝いたスポーツ選手にこのBSPAアワードが贈られます。
今年はアーチェリーの代表選手、ルマン・サナ選手が
「ベストプレイヤー・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれました。
このサナ選手、実は今年の東京オリンピックで日本へ行くことが決定しています !!
世界ランキングにも入っているサナ選手は、もしかしたらバングラデシュ初のオリンピックでのメダリストになるかもしれない…
そんな国中の期待を背負っていて。
もしそうなれば、日本でバングラデシュの国旗が掲げられ
国歌である「アマル・ショナル・バングラ(わたしの黄金のベンガルよ)」が流れることに。。。
見たいです、その光景を。
聴きたいです、日本でバングラデシュの国歌を。
想像しただけで…胸が震えます。。。
正直な話、わたしは子供のころからスポーツが苦手で
絵を描いたり本を読んだりするほうが好きな方でした。
なので自身がスポーツをしてきていない身分で、スポーツの祭典であるオリンピックを語る資格はあまりないのですが
ありがたいことに、今回のオリンピック・パラリンピックの日バ応援歌を歌わせていただけることになり
エクマットラとしても、バングラデシュ国内でのオリンピックPRという業務を今まさに行っていて
私個人としても団体としても、今年の東京オリンピックへ向けてバングラデシュの選手の方々、国民の皆さんを盛り上げていきたい!という気持ちに溢れております。
バングラデシュは、まだまだ世界の中で
スポーツという分野でも途上国です。
オリンピックも、私たち日本人は代表選手をみんなで応援し、メダルに一喜一憂する国中で盛り上がる行事ですが
バングラデシュではテレビでも放送されず、よって国民が知ることもなく、スポンサーも応援者も少ないので選手の方々は本当に大変な環境で練習や生活をしていて…
国の中でも、どうせメダルとれないし、、、
というムードが漂うとのこと。
こちらのブログでも少し書かせていただきましたが
以前ユニットで歌っていた「証」という歌を
ベンガル語に訳し、日本の音楽制作会社であるT’s Musicさんのご協力を得て、「AKASHEY」というバングラバージョンとなり
本当に本当に奇跡のように道が繋がって
最高の日バの応援歌が出来上がりました。
オリンピック・パラリンピックで、国を背負い
世界のライバルたちと、自分自身と日々戦っている
そんな選手の皆さん、コーチの方々、チームメンバー、見守るバングラデシュの人々…
大切なひとを応援する、すべての人に捧げる応援歌として
今年、バングラデシュでこの歌をたくさん歌っていきたいと思います。
このBSPAアワードでも、受賞された選手の皆さんたちの前で、この歌を歌わせていただきました。
さあ 飛び立とう 大きな翼広げ…
日本の空へ、飛び立っていってほしいなあ。
この日のステージは、ベンガル人ダンサーズのみなさんも加わってくれて、授賞式にふさわしい華やかなステージとなりました。
ダンサーさんたち、こんなアクロバティックな動きも!
楽屋裏では、チャクマという少数民族のダンサーの方と思って話していたら
なんと女子サッカーの代表選手であることが発覚!
自分たちの文化をバングラデシュでも広めていきたくて、
イベントではユニフォームではなく民族の正装をしているそうです。
とても素敵な踊りを、披露してくれていました。
今回共演したダンサーズ&わたしたち。
練習時は、どうなることかと思うようなこと連発でしたが
なんとか本番は、みんなで息を合わせて素敵なステージを作ることができました。
感謝!
もうすぐ、この歌のミュージックビデオも完成し、
歌と共にオリンピック感溢れる映像も、皆様にお届けできそうです。
なんとそのビデオには、サナ選手も出演してくれています(*^_^*)
お楽しみに!!