日本文化を紹介するイベント、JAPAN FESTが
バングラデシュの第二の都市、チッタゴンで行われました。

 

光栄なことに、今回もわたしたちの音楽ユニットBajna Beatに
日本大使館からパフォーマンスのご依頼をいただき、
約一時間のライブを行ってきました。



始まりは、日本文化紹介から。
ピアノの旋律に合わせて、ベンガル語で日本の美しさや哲学を紹介していきます。


この日は一般のお客様の他にも、チッタゴン市の市長さんや

大使館からも伊藤大使や大使館員の方々がいらっしゃっていて
もちろんいつも、何かを伝えるときは日本代表という気持ちでステージに立っているのですが
このイベントを成功させねばという責任感で、いつも以上に緊張感を感じました。

そんな中で、何より嬉しかったことは…
想像以上に、たくさんの方々が
このJAPANFESTに来場してくれたことです。

 

第二都市とはいえ、いったいどれくらいの方々が
日本に興味を持ち、日本文化に触れに来てくれるのか。。。


私たち自身も、大使館の方々ですら未知数で
100人くらい来てくれれば、良いほうではないかと話していたのですが、実際に開場してみたら、本当にたくさんの方々が会場に足を運んでくださり
なんと来場者は300人越えということでした。




会場には、こうした日本人形の展示や

 

折り紙の展示

 

生け花の展示

 

 

浴衣の着付けコーナーなど、
来場者の方々が、実際に日本文化に触れられるように
スタッフさんたちが説明やお手伝いをしながら、日本文化を体験できる仕組みとなっていました。

舞台脇でスタンバイしながら、覗き見ていると
皆さん、浴衣を着てはしゃいだり、折り紙をして自撮りをしたりと本当に楽しそう。。。
バングラデシュのチッタゴンに、こんなにも
日本に興味を持ってくれている方々がいるんだ、と
出演前に来場者の方々の笑顔を見て、
ものすごくモチベーションが上がり

もっともっと、皆さんに日本のことを知ってもらいたい
もっともっと、日本のファンを増やさねば!!

 

そんな風に気合いが入りました。
そして日本の文化紹介も、その後のわたしたちの音楽ライブも
とてもノリとレスポンスの良い観客の皆さんのおかげで大盛り上がりで…結果、大成功を収めることができました。

一曲一曲、歌が終わるごとにたくさんの拍手と声援をくれたり
メインパートは一緒に歌ってくれたり、ジャンプしたり、踊ったり。

バングラデシュの観客の皆さんは、楽しいと素直にそれを表現してくれるので
本当にパフォーマー冥利につきるなあ、、、と毎回そう思います。

この日は弾丸で、早朝にダッカからチッタゴンに行き、
到着、リハ、準備、本番、そして夜にダッカに戻る…という
チッタゴン観光は全くできないスケジュールだったのですが(泣)

 

チッタゴンはバングラデシュの南に位置している都市なので
海に近い分お魚が新鮮で美味しく、なんとお刺身なども食べられるとか。。。

景色も山が見えたり、高低差があったり
そこはかとなく、母国日本の懐かしさを感じる場所でもあります。
だから、なぜか居たくなってしまうのかな。

 

何より、人がダッカ以上に温かく笑顔が素敵で
この一日だけでも、チッタゴンが大好きになりました。
仕事が落ち着いたら、大好きな生魚を食べにふらりと旅行で来たいな…なんて。

最後は、このイベントをお手伝いいただいたボランティアの皆さんと、伊藤大使と一緒に記念撮影をして
別れ難く別れ、去りがたく去りました。。。

また、本当に近いうちにチッタゴンに来られますように。