気が付けば9月も後半。
今月は、ふたつのツアーのアテンドがあり
いつも以上に慌ただしい毎日でしたが
バングラデシュに来てくれたツアー参加者の方々との、素晴らしい出会いがたくさんありました。

 

それと同時に、前回9月3日のことを書きましたが
9月4日には…
私たちエクマットラハンディクラフトチームみんなの子どものようだった山本瑠々花ちゃんが無事インターン任期を終えて日本へ帰国しました。


《最後の出勤日in エクマットラオフィス》


彼女はもともと、一度エクマットラのツアーに参加していて
その時から、クラフト部門でまえさんやログナさんたちと働きたい!という意思を持ってインターンに応募してくれた初めての子でした。
とても大きな情熱を持ってきてくれたのですが、昨年は病に倒れたり、治ってからもなかなか彼女が希望した仕事をさせてあげられなかったり…
たくさんの試練があった中で、きっとたくさん悩みながらも、最後まで情熱を絶やさずに一年間を駆け抜けてくれました。

《クラフトチームからの最後の贈り物・刺繍入りサリー》

 

クラフト部門ではわたしもパートナーのログナも、機械系や事務作業が全くダメな人間なので
収支計算やオーダー管理など運営全般、全てノートに手書きでアナログ式だったのですが
そうしたシステムを整理してどこからでもインターネット上で確認できるようにしてくれたり
(現代では当たり前のことかもしれませんが。。。)
働く女性たちの環境向上やリジェクト率の軽減、諸々のデザインの改変など
彼女がインターン期間中に改善してくれたことは書ききれません。


《瑠々花デザインの新しいメッセージカード&パッケージ》

そして、最後にはわたしたちクラフトチームの長年の夢であった、日・英版ウェブサイトも責任を持って完成させてくれました。
ウェブサイトを作るには専門的な知識や技術が必用なのですが、持ち前の根性と
「今後のクラフトのために絶対必要だから」という想いで、プロ顔負けの素敵なウェブサイトが出来上がりました。

 

《新しいエクマットラハンディクラフトのウェブサイトはこちらです!
 https://www.ekmattrahandicraft.com

 

 

彼女のそうした情熱や仕事に取り組む姿勢に、現地人スタッフも感化され、エクマットラの子供たちやクラフトチームメンバーに本気で何かに取り組むことの尊さを、小さな身体で教えてくれました。

 

一年間共に働いた彼女との別れはさみしいですが

歳は違えど同じような志や理想を持つ仲間に出会えたこと
この地で泣き笑いしながら共に働けたこと

感謝して…また新しく来てくれたインターンの子たちと共に、前に進みたいと思います。

《帰国前、センターの子どもたちと》