本当は…昨年中に、

キラキラペンプロジェクトでお世話になった方々への感謝と

自分自身の記録として

このブログにたくさんのエピソードを書ききろうと思っていました。

 

でも、最近めっきり筆不精になってしまったことに加えて

書きたい時にかぎってパソコンが不調になったり…が続き、

2016年中に終わらせることができませんでした(/_;)

って 言い訳ですね。。。

 

新しい年を迎え、2017年になりましたが

どうしてもどうしても詳しく書きたい方々があと数名いるので

不規則ながらこのシリーズを続けさせていただきます。

 

この国に来て、わたしがまだベンガル語が話せなかった時から

わたしが何を言いたいのか わたしが何をしたいのか

なぜかわかってくれたひとがいます。

それが、ログナちゃんです。

 

 

ログナはエクマットラの創立メンバーのひとりでもあり、

もともとは夫の友人でしたが

その優しげな雰囲気と、母性とで 

右も左もわからないひよっこだったわたしを包んでくれて…

多分相手の気持ちを読み取ろうとする力に長けたひとなのだと思うのですが

とにかくわたしにとって、昔から1言えば10分かってくれる理解者でした。

 

今ではすっかり、公私共に良きパートナーとして

仕事をしたり、美味しいものを食べに行ったり、悩みを相談し合える仲です。

 

彼女は「ガロ」というキリスト今日に改宗した少数民族の女の子で

生粋のバングラデシュ人ですが、顔立ちが和風で

わたしと一緒にいるせいもありよく日本人に間違えられます。

 

バングラデシュ人の女の子は、だいたいが彫の深い顔立ちに

きりっとしたまゆげ、強い眼差しの子が多く

いわゆるはっきりとした美人なのですが

彼女はバングラの女の子にしては珍しく、癒し系の美人というか…

 

わたしは彼女と話しながらよく

(綾瀬はるかさんに似てるなあ。日本で「バングラの綾瀬はるか」って売りだしたらけっこ話題になるのでは…)と内心思ったりしています。

 

 

ログナとは、今ハンディクラフト工場の立ち上げを一緒にやっているのですが

始まったばかりということも、バングラデシュということもあり、毎日問題が勃発しまくりの状態です。

毎回納期が間に合わない系のどたばたはもちろん、作り手さんたちの中でのいざこざや、資金繰り、管理体制、収支計算、材料調達…すべてが一筋縄ではいかない日々です。

 

そんな中でもとりあえず笑顔で毎日頑張れるのは、ひとりじゃない、ログナというある意味自分より信頼できるパートナーがいてくれるおかげだと思います。

 

村の女性達の面接やトレーニングを行った時も、ダッカでは聞きなれない方言でほとんど女性たちの話が聞き取れない中、わたしと村の女性達とのコミニケーションを助けてくれたのはログナでしたし

汗だくになってあせもの痒みと闘いながらのアカデミーでのクラス、

終わった後の池での水浴び、夜暗闇の中での次の日の作戦会議…

最後のラストスパート、3000本納品前の徹夜で直し作業の日々も

そして、終わった後の喜びも達成感も…

 

本当に昨年は言葉通り ログナと苦楽を共にしたなあ、と思います。

 

 

アカデミーのすぐそばに彼女の親戚の家があるので

たまにそこに泊まらせてもらい、

彼女の家の敷地内の大きな池で水浴びをさせてもらいます。

バングラデシュではイスラム教徒の女性は人前であまり肌を露出してはいけないという決まりがあり、
人が多い街中では絶対できないことですが

(というか、そもそも池自体村に行かないとないものですが(;^_^A)

のどかな田舎と、大らかなキリスト教ソサエティだからこそできる贅沢な自然との戯れは最高のリフレッシュです。

一応男子女子交代制で、見張り役もいてくれるので安心。

 

5年のバングラ生活の中で、基本は楽しく元気に過ごしていますが

何度か心身共に疲労がピークになったことがあり、

彼女の前では大泣きしたことも、貧血で失神したこともあり

もう本当にわたしの恥ずかしい面もダメなところも
なんでも知っいらっしゃるお方、です。

 

わたしは日本でも友人にはとても恵まれたと自負していますが

バングラデシュに来て言葉も文化も違う中

自分の全てを話せる、話さなくてもわかってもらえると思える

そういう友達ができたこと、とても幸運なことだと感謝しています。

 

バングラデシュに来てから、たくさんの素敵な出会いがありましたが

ログナちゃんという友人ができたこと

これは本当にわたしの人生の一生の宝物ですね。

 

エクマットラの活動も ハンディクラフト工場のこれからも

これから続いていくバングラデシュでの生活も…

きっとまだまだ大変なことは山積みですが

ひとりで抱え込みすぎずに、一緒に励まし合いながら、癒し合いながら

私達は乗り越えていきたいと思います。

 

感謝を込めて<m(__)m>