そもそも、このキラキラペンの3000本販売の企画が決まる前から、

ユーグレナさんはエクマットラの子どもたちに多大なサポートをしてくださっている会社でした。
(詳しくはユーグレナGENKIプログラムのこちら

http://www.euglena.jp/genki_programのページをご覧ください)

 

最近はTVCMも日本で流れているようなのでこの素晴らしい会社をご存知の方もたくさんいると思いますが、ユーグレナは社長の出雲さんが学生時代に訪れたバングラデシュが会社設立のきっかけの地であり、

「人と地球を健康にする」というのがモットーの会社です。

その底知れぬ可能性を持つ「ミドリムシ」入りの栄養満点のビスケットを、プロジェクトの一環として毎日エクマットラの子ども達にもおやつとして配布してくださっています。

 

そのユーグレナ社の中でも特に私達夫婦と親しくしてくださっているのが佐竹さんという方で、佐竹さんは日本に帰るたびに友人知人へのお土産といっていつもキラキラペンをたくさん購入してくださっていました。

 

このペンを作った子どもたちの未来のために報酬が貯蓄されたり、

この国の母親や妊婦さんたちが貧困から抜け出すきっかけになったり…

 

このペン作りの活動のコンセプトをとても気に入ってくださり、

お土産に持ち帰っては色々な方からの意見やご自身のアドバイスを私たちに伝えてくださいました。

その頃は、バングラ国内のお店やレストランに置いてもらったり、

日本へ帰る方がお土産に買ってくれたりで、バングラ製のボールペンにサリーなどにつける用のキラキラストーンをつけて月に50本から多くても100本くらいを制作している程度でした。

 

そんな私たちに、もう一歩大きく踏み出すきっかけをくださったのが、

佐竹さんでした。

「このペンをたくさん販売できたら、それだけ多くの女性や子どもたちの未来が開けますよね。自信を持って販売できる品質になれば、今のようにバングラ国内だけでなく日本でもきっとこのキラキラペンは受け入れられるのでは。」

 

…本当にその通りで。

確かにこのペン作りの活動を始めてからというもの、子ども達が楽しんで作ってくれて、女性達にも少しずつ月々の報酬が渡せるようになって…

 

やりがいはとても感じていたし手ごたえもあったのですが、知人や友人内での販売にも限界を感じていたところで、この仕事をしたい女性達はたくさんいるのに販売数とのバランスで機会を与えられないというジレンマもあり、

どうにかもっと販売数を伸ばせないかと悩んでもいました。

 

でも私たちにはそうしたグッズの本格的な販売経験もなく、

どうしたらよいのか分からなかったのです。

そんな中、佐竹さんはご自身の長年のビジネス経験やマーケティングのノウハウを無償でエクマットラに共有してくださり、いつの間にか佐竹さんを中心としたユーグレナ社の社員の方々がまるで自分の仕事のように

ペンのリサーチから石の調達から色やデザインの調査から会報誌に載せる記事のことまで…

このULKAの活動に様々な形でサポートを始めてくださったのです。

 

社長である出雲さんのバングラデシュへの変わらぬ愛や、佐竹さんのお人柄やリーダシップによるものも大きかったと思いますが、社員の方々ひとりひとりがとても想いをもってこのULKAをなんとかしようとしてくださっている姿勢に、驚きとともにわたしは心底感激しました。

 

「みんなが笑顔になれることなら、ぜひやりましょう。

 ユーグレナはそういう愛のある会社ですから。」

一年前、クリスマスの時期にそう笑顔でおっしゃってくれた佐竹さん。

 

3000本を納品した今思い出すと、

なんだかずっと昔のことのように感じますが…

 

制作途中、何度も問題勃発と挫折があり

もう駄目だ…と正直心が折れそうになった時もありましたがその度に

「佐竹さんが繋いでくれたこのご縁を、機会を、絶対無駄にしてはいけない!」

という気持ちと日本で頑張ってくださっている社員の方々のことを思い出して

なんとかかんとか最後までやりきれた気がします。

 

とにかくこの日本での公式販売が実現できたきっかけは、

このお方の存在から始まりました。