今年の始めに撮影し、「イ―ド」という断食明けのお祭り中に放映された
わたしがヒロインを務めた 初・バングラデビュードラマ
「オゴビデシニ(君は外国人)」が
イ―ド休暇中のTVドラマの中で 視聴率1位に輝きました!
その成果もあり、第2弾が制作されることになりました!
前回は、異国で初めてのドラマ撮影現場で
当時はベンガル語の台本も読めず。。。
監督さんにその都度指示をもらいながら演技をしたのですが
今はもう、昔のわたしではない!!
・・・という自負と共に(>_<)
今回は事前に台本をチェックしたりして
前回よりいい作品を作りたい!という想いを込めて撮影に臨みました。
1作目はオールダッカロケだったのですが
今回の舞台は「バングラの農村」
ガジプールという、ダッカから少し離れた
長閑で自然溢れるところがロケ地です。
今回は、なかなか見れない「バングラドラマ制作舞台裏」を
ご紹介したいと思います♪
バングラの村のお家は、だいたいこんなかんじ・・・。
色とりどりの洗濯ものが バングラらしさを醸し出していますね。
村での撮影は、とにかく電気との戦い!!
着替えや休憩用に、民家もたまにお借りしますが
メイク室なんてものはありません。
そして昼間はだいたい電気がないので 室内はまっくら。。。
というわけで、こうして青空メイク♪になります!
ドラマに華を添える女優さん達も
暗い室内に閉じこもってるよりは。。。と
こうしてお外で待機しています。
みんなテレビで活躍してる女優さんなのに
揃って体育座りしてるとこが、かわいい(笑)
そして・・・撮影を始めてから思ったのですが
役者的に、バングラでの撮影の何が大変って。。。気温(゜o゜)!!
この日は日本から恋人を追いかけてきたわたしの役が
デスパレートして彼に結婚をせまる!!という
コメディ部分の撮影だったのですが…
撮影始めて10分で汗だく!!
この相手役の俳優さんのシャツの汗、見てください~!!
わたしも拭っても拭っても、顔から滝のような汗が。。。
バングラでのメイクさんの一番の仕事は「汗ふき」だそうです(^_^;)
そんな大変な環境の中でですが
村での撮影で楽しいのは、村の人達との触れ合い♪
村の人達の協力なくしては
ここでのいい撮影はできません。
みんな、素朴で 楽しい事に興味深々なベンガルの村人たちは
エキストラどころかスタッフさんのような仕事まで
自発的にしてくれちゃいます!!
人員整理したり、掛け声や笑い声、どよめきなどの練習。。。
何人かのハリキリおじさんが現場を取り仕切り、
見事に撮影を進行させていく様子はあっぱれ)^o^(
姑役と恋敵役のバングラデシュの女優さんたち。
ベンガル美人は、大きなアーモンドアイがすごく綺麗で
エキゾちっくな眼差しに 見つめられるとドギマギしちゃいますっ。
そしてやっぱり女優さんは、どこの国でも独特の雰囲気というか
特別な色香がある。。。
彫りの深い彼女たちを見たあと、自分の顔を見ると
なんてのっぺりしてるんだろ~(^_^;)と、しみじみ・・・。
このシーンでは結婚前のお披露目、というシーンで赤いサリーを着ました♪
村での撮影で癒されたのは、ふと周りを見ると
美しく豊かな自然が 目の前に広がっていること。
朝は木の枝の葉から落ちる朝露のきらめきに癒され
夕は河に映る暁の夕焼けの色に癒され・・・
夕方になると、学校を終えた子ども達も撮影を見学に来ます。
特別なセットなんて、必要ない。
本当に ありのままで 魅力的なバングラの自然。
「時間ある人は、撮影手伝ってー!!」
・・・と、スタッフさんが一声かけたら
ほぼ全員!?ってくらいの村人たちが 四方八方からわらわらと(笑)
ここでは都会と違って
「時間に追われて生きている」人なんていなくて
みんな、ちゃんと自分の仕事をしながらも
自分の大事な時間軸を持ってて・・・
仕事で来たのに、村の人達の暮らしぶりを見て
最近ダッカで 東京で生活してた頃みたいに忙しすぎたなあ。。。
時間に追われてたかも
と、気付かされました。
最後のシーンにはみんなが総出で協力してくれて
いろいろアクシデントやハプニングもありましたが
なんとか日没までに撮影を終えることができました。
今回のストーリーは、外国から来た女の子が
バングラの村へ恋人のために飛び込み ベンガル語を学び
村人たちとコミニケーションを深めていく中で 強く成長していく。。。という
そんなドラマにしたくて頑張りました。
それは、わたしのこの歩んできた1年半とある意味だぶる部分がたくさんあり
前回は できなかったことも 異国でのお芝居や言語能力も含めて
少しはできるようになったと思えたから。
ただやはり、時間がない・予算がない・・・といったバングラドラマ制作の現場で
その想いや 役者やスタッフさんや村の方々の頑張りが
どれだけ作品の出来上がりに反映されてるか。。。というと
正直 まだまだ難しいのが現状と言う気がします。
今回もとても貴重な経験をさせてもらったわけですが
これからもバングラに滞在していく中で
自分にできること、自分が巻き込んでいけることを増やしていって
こうしたドラマでも何でも
少しでもいい作品を。
関わったことを誇りにできるような。。。。
そんな作品を作っていけるといいな。
この バングラデシュでも。
そんな風に心から思います!