“THE JAPANESE MIRACLE IS NOT OVER”
~日本の奇跡は終わらない~



昨日の海外新聞での記事。


その言葉を見た瞬間、涙が出た。
心が震えた。



そう、わたしたちの国 日本は

今まで幾度となく

何もなくなった状態から 

不屈の精神で
立ち上がってきた。

まるで奇跡のように。


戦後、何もない状態から・・・
大震災の後、何もなくなった状態から・・・


そうして 成長して 復興して
綺麗な水も 美味しい食事も 何でもある「豊かな国」になった。



そして、この地震・津波・原発事故。



今現在も危機は続いている状態で
正直 今後どうなっていくか、みんな不安でいっぱいだと思う。


でも日本の復興を 日本の奇跡を

海外の方々が、強く信じてくれているのだから
まず、日本にいるわたしたちが 強く強く信じなければ・・・と思った。


そうはいっても
被災地にいて、飢えや寒さで今現在も苦しんでいたり
大切な人を亡くしたばかりの方は 今は何も信じられないと思う。



だからこそ・・・色々な面でちぐはぐ気味になっていたかもしれない日本だけど

今だからこそ 一丸となって

少しでも余裕がある人は、ない人の分まで・・・信じて 行動して
この危機をみんなで乗り越えていければと思う。


そして、もうすでに各方面で その道のスペシャリストが全力で
まさに国を挙げて休む暇もなく行動している。


今、誰かや何かを責めても何も始まらない。進まない。
命を懸けて国を 私たちを 守ろうとしてくれている方々が実際に動いている。


原発に、放水に向かった自衛隊の方々にもきっと大切なご家族がいるはず。
心から敬意を払います。



福島にいる親友は今も原発近くの病院で働いていて

「お米が送られてきてもそれを炊くことができない」
「ガソリンがないからみんな放射能が怖くても、逃げたくても逃げられない」
と切実なことを聞きました。

東京ですら、買占めが過剰で
スーパーにはお米も水も生活用品も・・・不足していたり
放射能の情報でみんな不安になっているというのに・・・

福島や他の被災地のことを思うと、どんなに大変な状況だろうと思います。


そういう友人の声を聞くと、節電や募金をわずかにできるくらいで

具体的・直接的には何もしてあげられない自分が
本当にやるせないというか・・・悔しい気持ちになります。
そういう方もきっとたくさんいると思います。


でも、一人一人のできる「わずかな」ことが
日本全体で集まったら「大きな」ことになると信じたい。


本当にわずかなことでも、一人一人ができることをする・・・
それが今大事なことだと思います。


今はそんな気分になれないかもしれませんが
会社が再開して仕事がある人は自分の仕事を
学生の方は自分の勉強を・・・いつも通りにする、いつも以上にする

これは直接災害に関係なくても その働いた時間、学んだ時間こそが・・・
今危機に瀕している日本の経済のためであり
しいては日本の今後の財産となりうると信じたいです


あとは元気のない家族や友人を笑顔で励ます、とか
そんなことでもいいと思うのです。


実際、福島の友達も 被災して疲れている中

自分もきゅうり一本しか持っていないのに、
食糧を分けてくれた農家のおばあちゃんがいて

その優しさ、笑顔に久々に救われた思いがした・・・
と嬉しそうに話していました。

明日 自分がどうなるかわからない状況でも
今日 持っているものを分けてくれる人も本当にいるのです。



おばあちゃん、わたしの大切な人に ありがとう・・・
わたしもいざという時にそういう人でありたい。

一万人以上の命を奪った地震の深刻な被害も 
どんどん広がる目に見えない放射能の恐怖も

一人のおばあちゃんの優しさまでは奪えなかった。


そういうことは いちいちニュースで流れないけれど
きっと今 日本の色々な被災地でも起きているはず。


それも、みんなで信じたい。


持ち物や食べ物を分けてくれるのはお年寄りが多く、
避難所や病院でも不平や文句を言わず 
寒さにもじっと我慢強く耐えているそうです。

その話を聞いて、戦争を体験した世代には
やっぱり頭が上がらないなあ・・・と思いました。


戦争を知らず、大きな災害にも遭ったことのないわたしやわたしたち世代は

まさに JAPANESE MIRACLE を築き上げてきたであろう
おじいちゃんおばあちゃんたち、
そして団塊の世代の方々にアドバイスをいただきながら

精神的・肉体的にしんどい部分を お互い支え合って補い合って

今度は わたしたちがしっかりとしていかねばなりません。



THE JAPANESE MIRACLE IS NOT OVER ・・・



この言葉を信じて 


今まで頑張ってきてくれたお年寄りのためにも
これから生まれて 育っていく子供たちのためにも
何よりもこの時代に生まれた自分自身のためにも

どうか現状にやけにならずに

今、命を奪われたわけではないわたしたちは
奪われてしまった方々の分まで踏ん張って

痛くても目を開けて現実を見つめながら

この危機を乗り越えた後のイメージを強く思い描きながら

今自分にできることをやりながら

日本の未来を しっかりと信じましょう。