桜が綺麗な季節ですね・・・
わたし、桜をちゃんと見るのは
実は三年ぶりなのです。
一昨年は三月から世界一周に行っていて
ニューヨークで確か桜は見ましたが・・・
こんなかんじで↓。
なんか丸っこくて ピンクが濃くて
「ワーオ！チェリーブロッサム！」ってかんじ。
とってもラブリーなのですが・・・
やっぱりアメリカ産というか。
日本人のわたしたちが思い描く「さくら」というイメージではないんですよね。
特に、わたし自身が桜という花に求めてしまうのは
可愛らしさ より 美しさ
そして、華やかさ より 儚さ ・・・みたいで。
2008 Ｎ．Ｙ マンハッタンにて
それでも、あの伝説の「牢屋ホテル
」に寝泊まりしていた
ニューヨーク滞在中・・・
近くの公園のこの桜は心身共にささくれ立った私たちの心を癒してくれて
宿からどこかに出かける行きと帰り
ピンク色に染まった桜の絨毯の上を歩くのが大好きでした。
ワールドトレードセンターの跡地を見に行った帰り道には
来年の自分がいないなんて
自分の明日がないなんて
誰が思っただろう・・・
みんな、それぞれの悩みや苦しみは抱えていたとしても
「明日が来ること」だけは信じて疑わなかったはずなのに
それが人間にとって最もシンプルで平等な「希望」なのに。
・・・そんな想いでいっぱいになり
今、当たり前のように花を見て 当たり前のように生きている自分が
なんだかものすごい奇跡の上に生きているような
不思議な でも、やるせない感覚で
これまた当たり前だけど
「死んだら、もう桜は見れないんだな…」
と、地面を踏み締めながらひしひしと刹那な想いが込み上げてきました。
去年はちょうど今の時期、バングラデシュに行っていました。
バングラで桜は見なかったけど（もしかしてあるのかな！？）
桜と同じくらい・・・それ以上に素敵な一期一会がありました。
滞在期間的にも一週間と短かったのですが、
旅してみて感じたモノは、世界一周と同じくらいのインパクトで
わたしの人生において、いろいろなことを考えるきっかけをもらったり
すごく濃密で重要な時間を過ごせたことは確かです。
帰ってきたらほぼ桜は散っていたのですが
そのかわりバングラデシュでのたくさんの光景が頭に焼きついていて
それは散ることなく、今でもわたしの中に存在しています。
そして今年。
はらはらと舞い落ちる桜の花びらを見ていると
わたしは、命ある間にあと何回この美しい桜を見ることができるかな・・・？
そんなことを思ったりもします。
何十回かもしれないし もしかしたらあと数えるほどかもしれないし。
・・・なーんてことを書くとなんだか後ろ向きに聞こえるかもしれませんが
変な意味じゃなく、一回一回 一年一年 この美しい光景を見る機会を
大切に過ごしていきたいなあ・・・と思うのです。
時間は無限だけど 人生の時間には限りがあるから
だから、一瞬一瞬が かけがえのないもののはず・・・ですよね。
そう、この間久々にＤＶＤを見て号泣してしまったのですが
前に確かブログでも書いた『サードウォッチ』っていう
海外ドラマシリーズのシーズン２の「かけがえのない時」っていう話がね・・・
もう、本当に泣けてしまって。
『ＥＲ』なども手掛けている優秀なスタッフさんが作っている作品で
脚本もキャストも相当レベルが高い！ってわたしは思うのですが
まだあんまり世間的な知名度がなくて・・・
日本ではシーズン１で止まっていたのがやっと、
シーズン２以降が解禁されたのです！！
シーズン１から見ていると、何十時間も見ているうちに
出てくる人物達にめちゃくちゃ感情移入してしまうのですよね。
とてもオススメな硬派なドラマです！！と、また更に宣伝（笑）
本当に、かけがえのない時の中で 限りある時の中で・・・
何を見て 何を聴いて 何を食べて 何を感じて
何を、誰を どう愛すのか・・・
わたしたちは、無意識だったり考えたりしながら 自分で選んで
自分の「生きる」ってことを 毎日表現している。
それは仕事だったりお金をもらったりしてるわけじゃなくて
みんなが ごく自然に・・・表現してる ってことだと思うのです。
自分だけの「生きる」を 大切にしていきたい・・・ですよね
