最近、ヘビーローテーションで聞いている曲があります。

 

『声に出して歌いたい日本文学』・・・キラキラ

 

 

これはその名の通り、名作と言われている数々の日本文学作品の

 

それぞれある一部分を抜粋し メロディをつけ メドレーにした・・・という

 

驚くべき一曲であります。

 


大塚麻恵「まえを向いて歩こう!~涙がこぼれてもいいんじゃない♪~」by Ameba
 

わたしが大~好きな桑田圭祐さんの 去年末に発売されたアルバムの

2曲めに収録されていて

 

発売当初は

 

「なんちゅーことをするんだっ!?」と

いろんな意味で話題になりました・・・。

 

 

その構成の奇抜さに、まず心奪われがちですが

 

 

実際の歌を聴いてみるとまあ・・・

 

意外にもというか、やっぱりというか

 

かなりロックテイストな旋律が多くて

 

もはや桑田さんが作詞もした曲なのでは・・・?と思ってしまえるくらい

 

文学と音楽とが一体化しちゃってます。


大塚麻恵「まえを向いて歩こう!~涙がこぼれてもいいんじゃない♪~」by Ameba

 

文学と音楽・・・

 

目で読むもの 耳で聞くもの

 

言わば静と動というか 

 

対極にあるような二つのジャンルが

一人のアーティストによって融合した作品。

 

サザンを活動停止する時に

 

「自分の才能が枯れないうちに 好きなことをソロでやってみたい」

と、めちゃくちゃ素敵な発言をしていた桑田さんだったけどキラキラ

それをまさに実現してくれちゃったなあ・・・と

 

わたしはその新しいことに いつも いくつになっても

 

挑戦し続けるスピリッツに・・・まず、いたく感動したのです。

 

と言っても、わたしはもうファンだから そう思うけれど

 

もちろん純粋に文学だけ楽しみたい人からしたら

音楽をつけるなんて!と批判的な感想もきっとあることでしょう。


大塚麻恵「まえを向いて歩こう!~涙がこぼれてもいいんじゃない♪~」by Ameba

 

でも・・・

 

最近すごく思うのは

 

例え他人からなんと言われようと 周りに多少しわ寄せがいこうと

 

何かを伝えたり 創ったり 表現したりする時は

最終的には自分の『想い』を ちゃんと貫くべきなんじゃないかって。

 

それをどう受け取るかは、受け取った人それぞれの自由だけど

 

「こういうものをなんとしても創りたい!」っていう想いの強さこそが

まず周りを巻き込んで 広がっていく気がするのです・・・。

 

先に書いた桑田さんの発言の裏には そのいちかばちかの

 

勝負の結果や責任を サザンではなく一人でかぶるという

意味合いというか・・・気合いも込められている気がして

 

ロックンロールはrock(揺らす)と roll(転がす)で

 

音楽的な躍動感に由来するとか

音楽的自由獲得運動とか言われておりますが

まさに文学と音楽の概念を大きく揺さぶってくれた 

桑田さんにとって渾身の「やってみたいこと」だったのではないでしょうかキラキラ


大塚麻恵「まえを向いて歩こう!~涙がこぼれてもいいんじゃない♪~」by Ameba

 

メドレーの中のどの曲もそれぞれ味わい深くて好きですが

 

数少ないしっとりしたバラードの「みだれ髪」と

ゆったり静かな出だしの「蟹工船」は

日本語のもつ言葉の美しさ 繊細さが存分に引き出されている気がして

街の雑踏に立って心を無にして聞いていると 

涙が出てきそうになってしまいます・・・。

(はたから見たら ちょっと変な人ですね)

 

やっぱり「日本」だからこそ生まれたものって絶対あって

 

日本人として これからもそれは大事にしていきたいなあって思うのです。

 

実際、この歌を聴いていると 有名な文学作品たちに

 

また改めて興味が出てきたりする効果や

聞いているうちに詞を覚えられて すらすら文学が言えるようになる効果もあり

今回ラインナップされなかった作品で

ぜひ第二弾もつくってほしいなあ・・・と思います。

 

 

最近、次に撮る作品のためにまたアクションの稽古に通っているのですが

 

 

このノリノリメドレーを聴きながら 手刀や後ろ回し蹴りの練習をすると

ものすごくテンションが上がって打ち込めます(笑)

 


大塚麻恵「まえを向いて歩こう!~涙がこぼれてもいいんじゃない♪~」by Ameba

 

 

わたしのお仕事は 何かを表現すること そして人に何かを伝えること

 

 

その気持を忘れず 想いを強くもち

 

2010年も概念に囚われないロック!なスピリッツで

新しい仕事 新しい作品 新しい役に 挑戦していきたいと思います・・・。