「和の心 ながさき」は、バングラデシュに住む日本人で知らない人はいないくらい有名な日本食レストランです。
名物ママの田中千鶴さんについては、このブログでも何度かご紹介していますが、夫と私のバングラデシュのお母さんのような方であり、エクマットラの心強い応援団長であり、この国に住む日本人みんなの母親的存在の方です。
この国で37年、日本食レストランと宿を経営されていて、その明るさと力強さと義理人情溢れる愛情は、異国で生きる私たちにとって本当に有り難い「心の拠り所」となっています。
私も結婚してこの国に住み始めてから何度助けてもらってきたことか…
住んでいた地域で断水が一カ月続いた時には、お風呂をお借りし
アカデミー開校時の夫婦で仕事が忙しすぎる時には、まだ幼かった息子を預かっていただき
体調を崩して入院した時には、美味しい差し入れをくださり、
毎年元旦にはお節料理を届けていただき…
何よりエクマットラの活動のためにしていただいた諸々の応援は書き切れないほどで、今回も卒業生の中で事情があり働かねばならない子をアルバイトとして雇ってくださっていました。
日本食レストラン「和の心 ながさき」は、ビルの3階。
エレベーターを降りた瞬間からまるで日本のような空間が広がっています。
お店の中にはテレビがあり、なんと日本のテレビを視聴することもできます!
毎日、一日中ベンガル語の中に身を置いているので、日本語のCM見ただけでもめちゃくちゃ癒されます…。
お店の中には貴重な日本語の図書コーナーも。
カウンター前には日本の食品が並び、お客さんは買えるようになっています。
日本では当たり前に買える調味料やお菓子がこちらでは3倍の価格だったり、そもそもどこにもなく買えること自体奇跡なので、在留邦人には大変有り難いコーナーです。
お菓子が好きな私は、たまに息子とチョコやお煎餅を買っています。
「バングラデシュを訪れた方が、エクマットラの活動に興味を持ってくださるように」
と、千鶴さんの応援のお気持ちにより、お座敷のお部屋の壁には、エクマットラの宣伝も兼ねたポスターを大々的に貼らせていただいています。
ながさきで働かせてもらっているエクマットラのハサンくん。
千鶴さんから看板メニューである「ながさきちゃんぽん」を直伝していただき、私と夫に作ってくれました…!
彼が1人で作るのは初めてとのこと。
ハサンを6歳くらいから見てきた私たち、彼の作った長崎ちゃんぽんは、とっても美味しくて…
なんだか感無量でした。
高等学校が始まったらここでの仕事を続けるのは難しくなると思いますが、この期間千鶴さんから教えてもらった沢山のことは、彼にとって大きな糧となるだろうと感じています。
長崎ちゃんぽん 確か700TK
美味しい長崎ちゃんぽんをいただき、
ハサンとも今後の話をして、
千鶴さんともお互いの無事を喜び、
なんとか乗り切りましょう!と励まし合い…
沢山のパワーをながさきでいただきました。
バングラデシュに住んでいる方、バングラデシュに旅行を考えている方は是非いらしてください。
海外での日本食の有り難さと、千鶴ママのあったかさが沁み渡り、帰る時には元気になれる、そんなレストランです。