わたしの青春時代。

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先日、バングラデシュのシルポカラアカデミーという劇場で
ジャパン・フェスタというイベントが行われました。
日本の文化をバングラデシュの方々に知っていただく日本大使館主催のイベントです。

 

わたしが、バングラデシュで初めて見た舞台は、シルポカラアカデミーででした。

十代二十代と演劇に携わってきたお芝居が大好きな私は、この国にも本格的な劇場があることに感激し、時間を作っては足を運び、いつか自分もここで表現活動していきたいと思っていました。

 

でも現実は…

始めの年は、言語の取得とこの国に馴染むことで終わり

二年目、やっとコミニケーションできるようになったところで妊娠し

三年目、初めての子育てに追われる中、ハンディクラフト工房の立ち上げなどもあり…

 

それからは、目の前の仕事と育児に忙殺される日々。

 

七年目の今、本当にやっと
バングラデシュに来る前から漠然と描いていた日本とバングラデシュの架け橋になるような活動がしたい、
どこにいても自分らしい自分でいたい、という夢を少しずつ実現していけている気がします。

 

そして…

ジャパンフェスタが行われた9月15日は、奇しくも私が劇団時代お世話になった先生の追悼公演が日本で行われていました。

演劇に没頭していたあの頃、たくさんの物語を共に創った優しい先輩方、同期のみんな、可愛い後輩たち

本当に家族みたいに厳しくも温かい方々。


沢山お世話になったのに、今はバングラデシュにいて何もお手伝いできずにごめんなさい。


ここに住み始めてから、大切な人の冠婚葬祭にもいつも駆けつけられず、その度に申し訳ない気持ちでいっぱいになるのですが
あの時代に教わった芸も、演者の心得も、人間の性も愛おしさも、私の中でずっと生きていて
こうして異国の地ではあるけれど舞台に立ち続けたり何かを伝えることで、少しでもご恩を還元していきたいと思っています。

 

表現とは、演技を「する」ことではなく心から溢れ出るものなのだと教えてくれた先生

人見知りで自己表現が苦手だったわたしを今のわたしにしてくれた劇団の皆さん

素晴らしい機会を下さった、日本大使館の皆さん、今のわたしをステージに立たせてくれている皆さん…

本当に感謝しています。


なんだか久しぶりに舞台公演が終わった後のような

何とも言えないこの気持ちが冷めないうちに感謝を記したく

また後日、ジャパン・フェスタの写真やリポートなどもアップしていきたいと思います!