本日はアミのかかった印刷物のモアレ解消方法について。
但しPhotoshop限定です。
モアレとは何ぞや。
グーグルで検索すると「タフタに木目(もくめ)模様を織り出した張りの強い絹織物。表面に波状の光沢がある。ドレス用・リボン用」と出ましたが、これじゃないです。
印刷の場合のモアレとは
「幾何学的に規則正しく並ぶ点や線を(少しずれるように)重ね合わせた時に生ずる縞(しま)状の斑紋(はんもん)」です。
うわぁ!日本語が難しい!
超簡単に言うと、主にアミ点の不具合のことです。
写真や画像は印刷物にすると製版の時アミ点に変換されます。
アミ点、つまり点の集まりです。
画像は点で表現されてるんです。
アミ点が細かすぎると肉眼ではよく分かりませんが、拡大鏡で見ると一目瞭然です。
漫画の原稿だと、アミ点にアンチエイリアスがかかっているとか、データを拡大縮小した等の場合にモアレが起こります。
また、印刷物をスキャンしたものを使用した場合、ほぼ確実にモアレが発生します。
印刷物は元々アミ点化されているので、製版時にもう一度アミがかかる状態になるんですね。
印刷物をスキャンしたものをそのまま製版
この時に角度を調整できればモアレは防げるんですが、機械的に調整できないことが多いのです。
で、そういう場合の解消法ですが、Photoshopというソフトを使います。
今回は2種類の技。
(1) イメージ→モード→モノクロ二階調→誤差拡散法(ディザ)
(2) イメージ→モード→モノクロ二階調→ハーフトーンスクリーン→線数120line/inch
モニターで見ると、あまり違いが分かりませんね。
すみません。
まあ、便利な技ですので、Photoshopが使用できる方は是非お試しください。
今回は、お客様の印刷物からサンプルをいただきました。
「明治維新の魁」、天誅組の痕跡を市内に辿る
草村克彦様、ご協力ありがとうございます。
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
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