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こと納めの日 由来
この日は農作業など一年の作業が終わる日であり、農事が終わることを祝って行った行事のことも意味する。②月⑧日に農作業など一年中の行事の始まりである『 御事始め(おことはじめ)』または『 事始め 』があるのに対し、この日はこれを終えることから『 御事納め(おことおさめ)』または『 事納め 』という。
事始め•事納め•事八日の読み方は⁉️•••
読み方はそれぞれ•••
『 事始め(ことはじめ )』
『 事納め(ことおさめ) 』
『 事八日(ことようか) 』
ですって•••
事始め•事納めの意味とは⁉️•••
『 事始め 』とは、新たに物事に着手するという意味があります。
『 事納め 』とは、物事を終えるという意味があります。
一般的に『 事始め 』は①②月⑧日、『 事納め 』は②月⑧日のことですが、逆に②月⑧日を『 事始め 』、①②月⑧日を『 事納め 』という場合もあります。
始める『 事 』がなにを指すのかで、日にちが異なります。
『 事始め 』①②/⑧『 事納め 』②/⑧の場合
『 事 』が新年に年神様(としがみさま・毎年お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす神様)を迎えることを指す場合、①②月⑧日がお正月準備を始める『 事始め 』で、お正月が終わり後片付けもすべて終わらせるのが②月⑧日の『 事納め 』になります。
『 事始め 』②/⑧『 事納め 』①②/⑧の場合
『 事 』が農作業を指す場合、お正月が終わって人々が日常生活に戻り、農作業を始める②月⑧日が『 事始め 』で、一年の農作業を終わらせるのが①②月⑧日の『 事納め 』になります。
事八日の意味⁉️•••
そして『 事始め 』と『 事納め 』の②つをまとめて『 事八日 』と言います。
事八日は『 コト八日 』『 コトヨウカ 』と書くこともあります。また•••
『 八日節供(ようかせっく) 』
『 八日待(ようかまち) 』
『 八日ぞう 』
『 八日吹き(ようかふき) 』
など各地でいろいろな呼び方があります。事八日の行事は地域によって異なります。
中国地方より東では②月⑧日と①②月⑧日の両日行うところが多いです。北陸地方から西日本では①②月⑧日に重点を置きます。
近畿地方と中国地方では①②月⑧日のみに行うことが多いです。また②月⑧日と①②月⑧日以外で行う地域もあります。たとえば•••埼玉県の一部地域では②月⑧日と①①月⑧日に行います。
埼玉県の一部地域と東京都の一部地域では②月⑧日、④月⑧日、①②月⑧日に行います。
事八日の起源や由来とは⁉️•••
事八日の起源や由来は定かではありません。
平安時代(⑦⑨④年~①①⑧⑤年)以降に行われるようになったといわれていますが詳細は不明で、日本各地で内容が異なります。
どんな食べものがあるだろっ⁉️•••
お事汁を食べる
『 お事汁(おことじる)』は、茨城県の水戸市周辺で特に食べられる郷土料理です。
具は地域によってさまざまですが、基本的に大根、人参、小豆、こんにゃく、ごぼう、里芋の⑥種類の野菜を入れたみそ汁で、別名『 六質汁(むしつじる)』といいます。
②月⑧日と①②月⑧日の事八日に『 お事汁 』を食べ、無病息災を願います。
どんな行事があるんだろっ⁉️•••
魔除けを掲げる
地域によって異なりますが、事八日には妖怪が家にやってくるという伝承があります。
『 一つ目小僧(一つ目の子どもの妖怪、ダイマナコともいう) 』が来る地域は②月⑧日と①②月⑧日に、目籠(めかご・目を粗く編んだ竹籠)を軒先に掲げます。
目籠は、たくさんの目があるように見えるため、一つ目小僧が驚いて逃げて行くので魔除けになると考えられています。
『 箕借り婆(みかわりばあ・一つ目の老婆の妖怪) 』が来る地域は②月⑧日と①②月⑧日に、家の門口に籠やザルを出したり、目籠を竿の先に付けて家の棟に立てます。
箕借り婆は、編目がたくさんあるものが苦手なので、魔除けになるそうです。
他に、疫病神や妖怪などが家に訪れないようにするために、イワシの頭やニンニク、ヨモギ、ハチの巣、ハリセンボン、柊に刺した鰯の頭、唐辛子、山椒などを魔除けのために軒先に掲げる地域もあるそうです。
北関東のササガミ習俗(しゅうぞく)
茨城県南西部と栃木県南部の県境付近の限られた地域では②月⑧日と①②月⑧日に『 ササガミサマ 』という行事が行われます。
他所から来た神様をその土地にお迎えしたり、お帰りになる際にお送りするために、笹を③本束ねたものを庭に立て、束ねたところにうどんやそば、麦飯、赤飯などを載せてお供えします。『 ササガミサマ 』は行事の呼び名ですが、神様の呼び名でもあります。貧乏な神様、富をもたらす神様、田の神様、山の神様など、どのような神様なのかは地域によって異なります。