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精霊の日 由来
③月①⑧日は精霊の日です。
と言われても全くピンときません••• ⁉️
女流歌人:和泉式部
女流歌人:小野小町
歌人:柿本人麻呂
こちらの③人の命日が③月①⑧日だという事が精霊の日の由来です。
精霊は『 しょうりょう 』と読むそうで死者の霊魂の事を言います。③人の命日と精霊の日を関連付けたのは③月①⑧日前後に亡くなった方の霊を追悼する習わしがあったからと言われています。
精霊と幽霊の違い
そもそも精霊って幽霊と何が違うの⁉️
実は全く意味が違います。精霊『 しょうりょう 』は他にも読み方があり『 しょうらい 』『 しょうろう 』と読む事があります。この場合は日本の古神道的なものを示し、故人の魂や霊の事です。
『 とこよ 』(常世・死者の世界)にいる魂は『 精霊 』『 うつしよ 』(現世)にいる魂は『 幽霊 』や『 亡霊 』と呼びます。
精霊の意味
精霊について調べてみました。精霊というとどんな事を思い浮かべますか⁉️
なんだか不思議な目に見えない世界を想像される方が多いのではないかと思います。精霊の定義はこちらです。
・万物の根源とされる不思議な気
・肉体から開け放たれた自由な霊
・植物や動物などに宿っている
伝統行事 精霊流し
長崎県の伝統行事として精霊流しがあります。
毎年⑧月①⑤日に行われます。遺族が故人の精霊を送り出すために、竹や藁を使った手作りの船にお供え物を乗せて準備し、その船を引っ張りながら街を歩きます。船には故人らしさが出る様な飾りつけが施されます。
⑧月①⑤日の夕方から爆竹の激しい音や鉦の音『 ドーイ、ドーイ 』という掛け声で物凄く騒がしいです。故人を送り出す行事が騒がしい事に意外さを感じましたが、長崎県ならではの大切な人を想う送り出し方なんです。
耳栓をしなければならない程、騒がしいって凄いですね。
彼岸は精霊と関わりがある⁉️
春分の日と秋分の日を中日として、前後③日を入れた⑦日間を彼岸と言います。
春分と秋分の③日前を『 彼岸入り 』と言い、③日後を『 彼岸明け 』と言います。彼岸は日本だけで行われている風習のようです。お寺や家庭で法要が行われますよね。
春分の日は『 自然をたたえ、生物をいつくしむため 』
秋分の日は『 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶため 』
と国で祝日に制定されています。彼岸は亡くなった方の安らかな成仏を願います。そして故人を敬い、お墓参りをして供養します。家庭では仏壇におはぎやぼた餅などをお供えします。春分と秋分は真東から昇って真西に沈みます。昼と夜が同じくらいの時間になるそうで、彼岸の習わしには深く関わっています。悟りの世界を『 彼岸 』現世を『 此岸 』と言います。
『 彼岸 』が西で『 此岸 』が東にあたり、他の日に比べて亡くなった先祖たちの霊が通りやすいと考えられたのが彼岸の始まりです。
精霊の日(③月①⑧日)は彼岸にあたるので、先祖を供養する事にもつながっています。彼岸にお墓参りをして故人を思い手を合わせれば、故人もその様子を見て安心してくれるのでは⁉️声を聞きながら話をする事は出来ないけれど、きっと故人にも思いが届いていると思います。命日以外にもお盆や彼岸など、故人を想う日を大切にしていきたいですね。