愛犬を亡くされた
読者さんから
このようなコメントを
いただきました。


あまりにも
我が家の事情や
妻の様子と重なるので

少しお話しさせて頂こうと
思います。



トトロさん





トトロさん

とてもとても
お辛いことと思います。
今は、誰がどんな言葉を
かけてくれても
なかなか受け入れられない
ことと思います。

今は、いっぱい泣いていい。
悲しくて悲しくて
どうしようもないのだから。

妻も全く同じでしたので
とてもよく分かります。
だから、お気持ちに
寄り添わせて下さい。



トトロさん

私が今暮らしているこの家も
テーマは「老人二人と老犬が
安心して暮らせる家」だった
のです。

私はほとんどタッチせず
妻が、一生懸命打ち合わせを
して設計して頂いた家です。

設計図には
祭のサークルやベッドまで
書き込まれていました。

だから、たった2ヶ月
ここで暮らしただけで
祭が居なくなってしまった
ことは、それはそれは
私が想像する以上に
妻の悲しみや苦しみは
大きかっただろうと思います。


建て替えでしたので
2度の引っ越しもありました。

病気を抱えた私と祭にとって
大きな負担になるのでは
ないか?を、常に心配し

なるべく私達の負担に
ならないようにと、いつも
妻は一人で奮闘してくれて
いました。


幸い、私は元気ですが
祭は…

「自分が無理をさせたせいで…
家の建て替えを強行しなければ
今も祭は元気だったかも。
自分のせいだ」と、口にこそ
しませんでしたが、そう思っていた
のは、分かっていました。


だから、私はこう言いました。

「いいか、お前のせいじゃない。
心臓が悪かった祭だから
引っ越ししようがしまいが
その時は同じように訪れた
かもしれないんだ。
祭の寿命だったんだよ。

仮住まいではなく
この家で暮らしてから
旅立ったのは

祭はこの家で暮らせることが
ちゃんと分かっていて
ここに帰ってこれることが
ちゃんと分かっていて

だから、ここで
この家で暮らして
安心して旅立ったんだよ。
そのことを忘れるな」と。


トトロさん
ワンちゃんは
新しいお家に導いてくれた
のではないでしょうか?
ご家族の幸せを願って
導いてくれたのでは
ないでしょうか?


私は、そう信じているのです。

祭が導いてくれた、と。


だから、この家で
家族と一緒に、いつまでも
幸せに暮らしたい

そう思っています。




追伸

トトロさんのワンちゃんと祭
一緒にいてくれるといいですね。