病気のこととも
時系列的にも
少しずれた話となりますが
この事は
きちっと記しておきたいと
思います。
昔からの(BIGLOBE)
ブログの読者さんは
ご存知とは思いますが
私が以前住んでいた家は
欠陥住宅であり
基本的安全性の保証もない
ということから
裁判を起こしていました。
この裁判はとても長く
判決に辿り着き
控訴期間を経て
その全てが終わるまで
実に5年半もの月日を
要しました。
私の癌が発覚してから
手術・治療と続く大変な中
それを一手に引き受けて
くれたのが妻でした。
私に心配かけまいと
弁護士さんとの打ち合わせや
口頭弁論の内容も
私に詳しく報告することもなく
一人で淡々とこなしてくれました。
証人喚問で法廷にも立ち
一人で証人の責任を
立派に果たしてくれたそうです。
(弁護士さんがそう仰って
下さいました)
私が「余命一年」の宣告を
受けた中、妻はどんな思いで
裁判という闘いを続けてくれて
いたのでしょうか?
それについては
多くを語らない妻ですので
本音の部分は分かりません。
しかし
彼女がはっきりと言ったのは
「一番大切なものは何なのか?
今、こういう状況になって尚更
はっきりと見える。
だからこそ、なしくずし的に
裁判を終えることはできない。
結果はどうなるか分からない
けれど…
後悔のないように
裁判を終えた時に
前を向けるように
きちんと着地したいと思う。」
という言葉です。
私が逆の立場だったら
そんな風に思えただろうか?
やりきれただろうか?
スゴい女性を妻にしたものだ
と
尊敬に値する
と
私は、自分の妻ながら
そう思いました。
(手前味噌ですみません)
追伸
裁判は、2017年〜18年の
年末年始を挟んで終了しました。