ずいぶん昔の話になりますが…
もう10年以上前でしょうか?


妻と二人で
名古屋のあるレストランに食事に
行った、その帰りのことです。

タクシーに乗ろうと通りに出ると
たまたま信号待ちで止まっていた
タクシーがいたので、合図をして
急いで乗り込みました。

妻が先に乗り込み、続いて私。


すると妻が「あらっ?」と
言いながら、車に乗り込もうとする
私の後ろを覗き込みました。

私もタクシーの運転手さんも
「えっ、何?」という感じでしたが
とりあえずそのままドアを閉めてもらい、タクシーは出発しました。


車が走り出すとすぐに
「ねぇ、良かったの?」
と、妻が聞きます。

「何が?」と、聞くと

「だって、女の人が走ってきた
じゃない。あなたのすぐ後ろまで。
一緒に乗ろう位の勢いで。
あなたのお知り合いじゃないの?」
と、訳の分からないことを言います。

「いないよ、そんな人。」

「うそ!いましたよね、運転手さん。
白い洋服を着た髪の長い女性。
主人のすぐ後ろまで走ってきました
よね?」

「…いいえ…私も見ていませんが…」


ということで
しばらく車内はシーンとなりました。



妻はどうも不思議な力を持っている
ようで、時々そういうことに遭遇
します。

聞いているこっちは怖くなりますが
妻は全然怖くないそうです。
"普通の人間にしか見えないから"
だそうです。


"変な人"と誤解されるから
あんまり人には言わないようにと
妻には注意しています。


それにしても…
あれは、なんだったんだろう?



遅い時間に怖がらせてごめんなさい。

名古屋繋がりということで…
お許し下さい。


抹茶ね〜なごらっチョ〜。

おやすみなさい。



祭とナオミさんからも

おやすみなさい。