ステージ4は絶望ではない。

自分の親父は根治したんだ。

絶対に希望だけは捨てるな!

 

 

この長男の上司の方からの言葉で

私達家族の心に一筋の光が射し込み

 

皆が、そこからの数日で

目が覚めたかのように

心も体も前向きに動くようになり

ました。

 

 

 

まず、病院をどうするか?

 

息子たちが、インターネットで

大腸がんの名医といわれる先生や

病院を調べ、情報を集め始め

 

妻は

「私の知り合いに、ご主人が大きな

病院でお医者様をなさっている方が

いらして、あなたのことを相談して

みようと思うんだけど、いい?」

という風に

それぞれが動き始めてくれました。

 

 

私はというと…皆のすばやい行動に

驚き、とまどい、でもありがたく思い

ながら、“まな板の上の鯉”状態。

 

でも、気持ちは前向きでした。

 

私は、仕事のことと

病気に向き合う心の準備に努め、

それ以外の苦手な分野については

家族に甘えようと思っていました。

 

 

 

 

そして、私は仕事へ。

ドリームベースボールに参加する為

秋田県秋田市へ出かけていきました。

 

 

すると、その夜

妻から電話がかかってきたのです。

 

「あなた、明日の夜帰るでしょ?

翌月曜日、つまりあさって、

急なんだけど病院行くよ。

相談させて頂いた方がすぐに動いて

下さって、大腸がんの名医の先生が

診て下さることになったの。

月曜日が外来だから来て下さいって。

いいよね?」

 

ということで

私の知らないところで

たくさんの方が、迅速に、

私のために動いて下さり、

あっという間に病院が決まったの

でした。

 

そして今お世話になっている先生に

巡り合うことが出来たのです。

 

 

 

正に“おかげさま”でありました。

 

 

人のご縁のありがたさを

こんなにも感じたことはありません。

 

私だけではありません。

私達家族皆が、善き人とのご縁で

結ばれ、支えて頂いていることを感じ

本当にありがたく、幸せなことだと

思っています。

 

 

そして

人間は決して一人で生きている

のではない。

大勢の方に支えられながら

今の自分があるんだ。

ということにも、あらためて

気付かされました。

 

 

本当に皆様のおかげなのです。

感謝しかありません。

 

 

 

 

こうして病院が決まり、

東京に帰ってからというもの

驚くようなスピードで、手術に向け

準備が進んでいきました。