皆さんは、「基礎が大事」と多くの教育関係者から聞いていると思います。
受験に成功した同じ母校の先輩、学校の先生、塾の先生など。
たしかに基礎は大事です。
なにも異論はありません。
しかし、
未知の学習分野や初学の分野に関しては、
「基礎」の前に「初歩」が大切になってきます。
初歩というのは、教科書をイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。
完全にゼロの状態からその分野に取り組むための手引書と言い換えても良さそうです。
また、「基礎」とは、教科書レベルの例題が掲載されている(傍用)問題集と考えて良いでしょう。
理解できるかのチェックが「初歩」の部分にあたり、それを自分で使いこなせるかのチェックが「基礎」にあたります。
南浦和校の生徒さんにも話していることなのですが、
基礎の手前の初歩が完全にマスターできていなければ、その先の基礎レベル、そしてその先の標準といったレベルや応用レベルには永遠に到達できません。
よく、勉強時間が長い割に成績が芳しくないというケースがあると思うのですが、それは基礎の前の初歩が穴だらけといった場合がほとんどです。
特に高校に入って約3か月が経過した高校1年生が挫折しやすい科目として、数学が挙げられます。
高校に入ってから学習量が格段に増えたというのも一因ですが、それ以上に中学の数学や、それ以前の小学校算数の段階で穴があるという場合がほとんどです。
どれだけウンウンと唸って高校の数学と格闘しても、時間だけが無駄に過ぎていき、いつまでたってもできるようになりません。
あらゆる勉強は初歩から始まります。
初歩が命。
初歩が大事といっても、なにをどのように受験勉強をどのようにしたら良いのかわからないなど、勉強に関しての悩みがありましたら、下記の連絡先までご連絡くださいね。
桜凛進学塾南浦和校