中学生が英検を先取りして取得するべきか? | 校舎長ブログ 桜凛進学塾川越校

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桜凛進学塾川越校校舎長辻中によるブログ。

桜凛進学塾出身で現役東大合格した自身の経験を踏まえた効率的な勉強法やノウハウが少しでも全国の受験生の励みになってもらえれば、幸いです。

 

中学生が英検を先取りして取得するべきか?

 

最近、複数の方から上記のことについて聞かれたので、

それについてブログに書いてみようと思う。

 

同じ内容について動画でもお話したので、ぜひご覧ください!

 

 

小学校の時から英会話に通っていたりすると、早い段階から英検に触れていることも多い。

特に、中高一貫の生徒さんだと、学校で英検取得が推奨されていることもあるので、その傾向は高くなる。(川越だと、星野や西武文理はそうだ)

 

個人的な意見としては、

基本的には、英検をどんどん取っていくことは大事。

 

ただ、英検を取れたからといって、その級の実力がついているとは限らないので、注意が必要だ。

 

例えば、中2で英検二級が取れたとする。

英検二級は、高校卒業レベルとされているが、じゃあ英検二級を取れたから大学受験でも戦えるだけの力がついているのかというと、そうとはいえない。

 

英検自体は、実は英検で得点をするテクニックや、英作文に特化して答えることで、合格しやすくすることができるのだ。

 

なので、英検二級を取得したからと言って、無理に準一級の勉強に進もうとすると、

自分の実力よりも遥かに上のレベルの英語に触れることになり、空回りしてしまうことがあるのだ。

 

英検二級で今回はたとえたが、これは他の級でも同じことが言える。

とにかく、自分の実力が追いついていない段階で、無理に英検の上の級を取ろうとしても、上滑りしてしまうので、注意が必要だ。

 

(英検を受験していくこと自体は、一つの中間目標やモチベになるので、賛成です!ただ、普段行う勉強をそこにとらわれすぎないでほしいという意味合いです。)

 

 

実際に、高校卒業レベルの英語力をつけようとなると、

・シス単など受験の英単語帳を一冊完璧にする

・高校英文法を固める

・長文演習を繰り返す

などの勉強をする必要がある。

 

なので、英検の次の級の勉強をする前に、これらを早めに勉強しておくことで、

大学受験でも使えるし、英検でも使える、本当の英語力をつけることができるのだ。