拍手や髭の氷まづはらひつつ
去年の実を残す柿の木にも霰
実景ではなくテレビにての所見ですが
生れざまの子鹿か箱根の山にまろぶ
これ又箱根駅伝にての所見、屈伸運動しながらなんとか又立ち上がり走り出さうとする順大選手の姿がうまれたばかりの鹿の胎児と似てゐると2チャンネル辺では諷してをりました。
それにしても半年やすんでゐる間にランキングもどん尻近くなつてをりましたか(笑)
拍手や髭の氷まづはらひつつ
去年の実を残す柿の木にも霰
実景ではなくテレビにての所見ですが
生れざまの子鹿か箱根の山にまろぶ
これ又箱根駅伝にての所見、屈伸運動しながらなんとか又立ち上がり走り出さうとする順大選手の姿がうまれたばかりの鹿の胎児と似てゐると2チャンネル辺では諷してをりました。
それにしても半年やすんでゐる間にランキングもどん尻近くなつてをりましたか(笑)
紫陽花はいや生ひ妊婦より便り
何んでもありのにこの先ならむとは思ひますが「現在妊娠中ですがお腹はまだこんなもの。ストレスはoooで」云々のメールなど寄越されますと古代以来変はる無きわが国のおほらかなる性風俗のほど偲ばれて唇の端に自然と微苦笑が漏れるものですね。母親生首やら大臣首吊りやらで溜る鬱気を不思議と散じてくれる所あります。無論無駄な料金を使ふゆとりもなければ「予告編」のみにて削除させていただきましたが。
おとろへて紅の斑白薔薇なまめかし
たとへば老斑までもうつくしとおもはせるやうな美女と考へてもよいか。
額の花まづは芽萌えつ薔薇の下
小癪に若さばかりを恃む小娘なりや。とまれ薔薇牡丹過ぎんとして次は紫陽花の季節です。
母娘よりメールはあれど藤過ぎゐて
「日本では私たちのような母娘って認められないの。それとも高額援助が不安?」云々。ネットでうつかり懸賞サイトなどに登録すると出会系にいつの間にか登録されてゐてかかる変態メールが日に十数本も来て本業に支障を来たしてをります。時に予告編
迄見て謹んで消去するが日課にならうとは苦笑。
日にまして雲堆く光る風
草餅や昔亡母が摘み菜籠
母が好んで作つて呉れた草餅の味など思ひだしてしんみりしますが、
臍出しや燕を寄せて返す雁
今やためらはずねかかる服装で街を闊歩する婦女子らには眼を瞠りますね。
花祭り行きも得ぬまま暮れて呑む
かかる自堕落な仕儀ですのでそれらはおよそ無縁の世界ですが。
朽ちかけしビルよかつては摘み菜の地
野遊びの名所が開発の為に跡形もない殺風景な工場街ビル街に変貌する例は全国各所に見受けられます。江戸名所図会に出て来る尾久の原などはその代表例でせうか。一時の殷賑の後の衰亡の跡はかつての懐かしき風情と二重写しになつて一入その無残さを印象づけるところがあります。
花末の骨董市を素見せる
さすがに明治以来世界各所を荒らし回つただけあつて洋の東西南北に渡つて美術工芸の多くは模造品でせうが、多様な品出しでした。
柳まだ芽吹かぬ池畦歓喜天
寝室や菫紋なる皿散らけ
さてこはいかなる痴話喧嘩の跡なりしや。
組む膝に肘乗せ野焼きの原見下ろす
ひきこもりか偏執狂の類ですね。
咥へ込む女の胸の萌えおそろし
この句の着想の元となれる画像を出しては楽屋落ちになりますからやめて置きます。
花冷えや女 獣医に言ひ寄らる
これまた迂闊に登録させられてゐた出会系からのメールに過ぎませんから直ぐに消しましたが、サクラもまじりゐるべしとはいへ実に様々な職種から来るものですね。自分用の肌身に触れ合へるペットが欲しくなつたのでせうか。アダルト系で人気の職種はほぼ尽くしてあるやうです。
花の下風吹き越して常の春
菜花食むや隣家にノックの音しきる
隣に中国人がゐます。その友達が訪ねて来ては不在か否か確認のノックならむも爆竹なみにうるさいですね。菜の花和えの漬物を喉につまらせかけました、
女画家の便りを消して彼岸の入り
覚えのない当選メールに載せられて登録したところが出会系からどしどし来るメールの年齢職業さまざまな中に画家まで出てきましたか。いづれも謹んで消去させていただいてをります。
蒼穹に彼岸颪よなほ寒し
噺家のいかつき頸や岩に梅
先代小さん師匠あたりを漠然と想定して。