沈丁を尻にす餓鬼大将の像
近所の公園の嘱目です。なかなか愛嬌です。沈丁花はこの場合おすましでこましゃくれた娘にでもたとへてみれば面白いか。
大空は冴え返りかね霞みかね
冬と春がお互ひに気兼ねしあつてゐるやうな候ですね。
鼻かむや風邪と花粉とこもごもに
いづれにも気をつけたい。
沈丁を尻にす餓鬼大将の像
近所の公園の嘱目です。なかなか愛嬌です。沈丁花はこの場合おすましでこましゃくれた娘にでもたとへてみれば面白いか。
大空は冴え返りかね霞みかね
冬と春がお互ひに気兼ねしあつてゐるやうな候ですね。
鼻かむや風邪と花粉とこもごもに
いづれにも気をつけたい。
熊里に降りて駆除せしこといくたび
乱開発のたたりでやむなく里に出て餌を求める熊を殺生に及ばねばならぬこと三百件あまり事例が報道されてゐます。
春山をゆきてよみがへらしめん何
ゆきちがふコートのフードも手持ち無沙汰
関西の知人などはこの冬は一度しか手袋を使はなかつたと申してをりました。
引籠もりやめて歩けば花粉の街
まだ「花の街」にはほど遠いのに先日渋谷でははやくも短パンに臍出しで歩いてゐる娘をみかけました。その元気がうらやましい。
三句付けこれもいろはのたなごころ
といふわけでいろは歌を本業とする私の近作の三句付けを紹介致し置きます。
塩辛に飽いて湯葉食ふ独り者
騒ぎ慣れぬ身値頃立つ千枝
八重梅を余韻澄むげぞ迫るオチ
しほからにあいてゆはくふひとりもの
さわきなれぬみねころたつちえ
やへうめをよゐんすむけそせまるおち
四十八音が 和歌俳句の韻数の和であることを活用すれば和歌と俳句で一首の中に二つの詩境を現出することも出来るし三句付けも当然いくらも出来ます。いづれこのかたちを活用して歌仙も巻いて見ます。
暮れ残る風情よ未だ彼岸前
春塵にマスクや風になぶらす髪
扮飾の雛も流して桃薫る
別に持つてゐるブログでバナー貼りつけてある会社も扮飾露はれて首脳が謝罪会見を開いてをりました。縁起悪い故外さうか。それにしても花も咲かぬ前にひねもすのたりの風情とはどうなつてゐるんでせうか。
警備員吹き倒さるる春嵐
実景です。今日の強風各地の路線が乱れましたね。私もスーツからネクタイからしどろもどろに揉まれながら用談を済まして出て来たところでした。ビル風のあふりで小柄で律儀さうな警備員さんかかることになられてお気の毒でした。
高層に住みチワワ飼ふ独りかな
訪ねた先にはかかる優雅で気楽な御仁もゐましたつけが。子孫に残す美田の手当ても必要なくお気楽でもやや閑散たる風情は拭へぬものありました。
春嵐にもみしだかれて縁不縁
かたや藤原紀香さんのご結婚あれば、こなた宇多田ヒカルさんの離婚もあり、伴れてご両親まで「恒例」の六度目の離婚とかで色々野次馬を楽しませてくださつてをらるるやうで。
雛祭る日も引越しの車列かな
席ひとつずらして謝さる母と娘に
酒酌むや木の芽もうるむ浅宵に
電車の中隣席で母を座らせて立つ娘さん。次の駅で反対側の席が空いたので並んで座れるやうにとずれてやっただけのことですが、「有難うございます」と礼いはれるのは何か儲けた気分です、。雛祭りの今日も街は車塵間なく、引越しの車も踵を接して行き交つてゐましたが、帰つて呑む酒もこんな日は旨い。
ちやんこ屋の店先もはや桃と梅
スリットを見よげの茶髪春巷
聖母子の鼻を花粉のくすぐるや
昨日用事で出歩いた先での嘱目です。
もう四月上旬の陽気です。
逸早く自分の「美」を誇示しようと他より少しでも薄着にスカート丈も短めに或いはロングにスリットをいれて腿を見せ歩くなど、女性の工夫のほどあらためて眼を瞠ります。
彼女ら自身の自己聖化の一端でせうか。