今年はね、病んだり忙しかったりして、マジで本読んでない。

例年の半分以下じゃないかな。難しい本もかなり避けてるし。

 

本を読むには適度に動いてるくらいが一番良いんだよね。

娯楽に堕落する程の退屈は持たないが、生活に確実な暇がある。

 

つまり、通勤・移動、旅行とかね。

じゃなきゃ、現代人なんてスマホ弄ってるかゲームしてるか飯食ってシコって寝てるだけだ。

 

 

・プロジェクトヘイルメアリー

スタンディングオベーションする様な面白さではないが、硬派なSF系の割にはかなりキャッチ―だった。

その後さっと映画も見たんだが、映画はダイジェストでマジで訳わからんと思った。

 

・ジェローム神父

マルキドサドの趣味の悪い短編小説。多分読むのに一時間も掛かったか怪しい。

取り合えず、スケベなのは挿絵だけで中身は普通に言い訳しながら美少女を雑に殺すだけの反吐が出る話だった。

 

・天使論序説

現代的な天使の認識の本質からすっげー精神的な話を展開させた思想書だった。

面白いかどうかというと出オチだし、結構難解である為、普段哲学書読まない層がミーハー根性で買ったら後悔するだろうと思った。

 

・悪魔の話

天使ときたら悪魔関連も読むかと思ったら、ただ悪魔から連想、こじつけた衒学的エッセイだった。終わってる。

最後はヒトラーにかこつけてニーチェの話をし続け(しかもなんか微妙に間違ったり妄想が混じっている)終わる。意味が分からない。

何が悪魔学入門なのか。別に衒学エッセイとして読めばそれはそれでいいとしてもキャッチコピーとして最低のゴミ。

 

・実践魔術論と必修魔術論

現代の魔術師による魔術の基礎知識と実践方法について事細かに書かれた割と本格的な本。

装丁や名前からライトな頭すっからかんのミーハーオタクを釣ったスカスカな本だと思ってたから非常に震撼した。

下手にクロウリーやエリファスレヴィ読むより、全く嘘吐かずに魔術の歴史から正体、その実践を一から丁寧に教えてくれる為マジでオススメである。

 

・拷問と処刑の西洋史

よくある問題だが、近世以後の話を中世とひとくくりにして書くタイプの害悪本だったが、内容は非常に秀逸だった。

いや、講談社学術文庫の異端審問とかもそうだったが、この手の本はミスリードが問題であって大半中身は良いんだよね。

 

・カオスモーズ

絶版で中古市場すら出回らない稀覯本だったが、ようやく手に入れたので読んだ。

アンチ・オイディプスや千のプラトーで有名な(と言うかそれしか知られてない)フェリックス・ガタリの渾身の一作で彼の思想のアイデアや体系が詰まっている。

先に上げた二作はジル・ドゥルーズが上手く体系を整えた感じでおりこうさんであるが、この本では本性を見せているイメージで非常に難解ではある物の、彼の見てる世界の構造、仕組みが比較的鮮明に描かれていた。

 

・大衆の侮蔑

これも市場に出回らん稀覯本。

とにかく過去読んだ本の中でも上位にあがるレベルで難解だった。

著者はペーター・スローターダイクといって、海外の主に文化とかメディア論系?の論者でスラヴォイ・ジジェク(哲学者。ラカンの後継で精神分析学の観点で時事問題を分析する事が多い)がちょいちょい名前上げてるのを見る若干マイナーな哲学者だが(逆に界隈で言うメジャーな哲学者がようわからんが)、現代哲学特有というか言い回しがマジで意味不明だった。ボードリヤール(哲学者。主に象徴の哲学や社会学を展開)を濃縮した感じ。

小難しい目線で捉えているが、端的に言えば俗物的な大衆とエリートに境界はいるが、だからって蔑むような真似すんのよくねーよみたいなそんな感じ。

まあ、これ読むより社会心理系読んだ方が良いんじゃねえかなって思う。

大衆論だったらオルテガ(大衆の反逆。多分アニメ「サイコパス」で有名)やルボン(群集心理)の方がはっとしたしな。

 

・西洋古代・中世哲学史

クラウス・リーゼンフーバーの哲学史なんだけど、すっげー質が良いなって思う反面マジで退屈だった。

中世哲学史を学習する時にオススメする本を挙げる時はリーゼンフーバーを挙げるのが恒例、通というが、かっこうつけてるだけで実際の所面白くはないという話を聞いた事があるが、まさにそんな感じ。

でも、確かに凄く良書なので複雑な気分である。

 

・資本主義派人類最高の発明である

ポジショントーク感もあるが、すっげー納得いく話だった。

資本主義の重要性って言うのは、(世間の勘違いとは裏腹に)マルクスも認めてる部分なので、これをどう制御していくかっていうのは今後も重要課題である。

変に大きく基礎から逸脱した経済学派に惑わされぬよう。

 

・ポストトゥルース

端的に言ってゴミだった。

トランプの一例を用いて右翼思想を持つ人間は押し並べて陰謀論を盲信するゴミカスである。という論理の飛躍を一冊かけて行っていた左翼のオナニー本。二度と哲学者名乗んな。

しかし、エビデンスを嫌う人たち。という本が実証的で非常に評価されているのでこれも近々読もうと思う。

所謂フェスティンガーの「予言がはずれるとき」みたいな現地で実際に陰謀論者の実体に迫った本らしい。

 

取り合えず、陰謀論系の本としては完全に失格。漫画の「FACTへようこそ!」読んだ方が100億倍有益よ。

 

 

 

 

・科学史・科学哲学入門

ただの科学史の本だと思って読み進めてたら、歴史をなぞった科学哲学の話でびっくりした。タイトルにそのまま書いてあるのに。

科学哲学入門として非常に秀逸な問いと考え方に触れているので、素直に良い本だなと思った。

 

 

 

 

 

 

・現在栞が挟まってたり、ひっくり返して床や棚とかに投げられている本

 

ニーベルングの指環

量子力学の多世界解釈

犯罪と刑罰(ベッカリーア)

政治的な物の概念(カール・シュミット)

古代ギリシアの歴史

ゾロアスター教論考(バンヴェニスト)

魔法(カート・セリグマン)

カエサル(岩波新書)

「快楽の園」を読む(※ヒエロニムス・ボス)

メラニー・クライン入門

二人である事の病い(ラカン)

機械の中の幽霊

畠中尚志全文集(※スピノザの翻訳者で有名な人)

 

本は積め!