『Q』 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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大沼優記のブログ。沼袋に関する情報を発信する地域密着型ブログ、ではありませんのであしからず。

今日の記事は、本当は観にいった後で書きたかったのですが、残念ながら予定が合わずこの公演を観にいくことができません。

なのですが、頑張っている彼に刺激を受け、エールと声援の追い風を送りたく、そして彼の存在を知っていただきたく書き書きしました。


松本誠画伯という人がいる。(彼の紹介は幾度となく書いているけど、こちらをご覧ください。すごく懐かしい記事です)
https://ameblo.jp/ohnumayuuki/entry-11036296250.html

【画伯】という敬称は、松本画伯と僕がシアターキューブリックに在籍していた時に、メルマガ内において2人で連載をしていたから。(リンクは、2011年の第1回目の時のもの)

松本画伯が描いた絵に僕があれやこれやと難癖をつけて批評する、というものだった。

言葉を選ばずに申し上げるならば、その絵はクッソ下手だった。

クッソ下手だったけど、画伯はいつも締切ギリギリまで粘って描いていた。

そこには、面白さとごくごく僅かながらの芸術性を追い求めていたのだと思う。

その絵は上手さ云々ではなく唯一無二であり、最上級の敬称をつけるならば【レジェンドな画伯】だった。

【松本誠レジェンドな画伯】だと長いので、ここは略させていただく。

松本誠RGだった。

そんなRGが、演劇界のレジェンドが手掛ける公演に現在出演中です。

NODA・MAP『Q』

しかも、前回公演『贋作 桜の森の満開の下』に続いて2回連続でのこと。

演劇界の最前線に立っている方々と共に一つの作品に携わっているというのは、僕が書くまでもなく選ばれし人にしか与えられない凄過ぎることで。

聞いた話によれば、連日野田秀樹さんから直々にマッサージを頼まれているらしい。

何という、類稀なる愛される人柄。

でも。

それは芸事に日々関わり続けて鍛錬を積んだ彼が得るに相応しい当然の結果なのかもしれない。

以前、つねさんこと元吉庸泰さんが言っていた。

「2年後の自分の姿は、今の自分の延長線上にある。だから、今の自分の姿というのは2年前にどう過ごしてきたかが反映されているのだ」

と。

とても考えさせられるお話と、松本くんの今の姿だった。

10/8から続いた公演も、来週水曜日までとなったようです。

松本画伯が羽ばたいていくことを、心より祈っています。

※お詫び※
「この記事に画伯の話、いるか?」と問われれば全く必要はなく、ただ単にRGのくだりが書きたかっただけであったことをここに懺悔致します。