ありがとう、『ことでんスリーナイン』。 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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シアターキューブリック『ことでんスリーナイン』終演致しました。
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ご乗車くださり物語を受け取ってくださった皆様、ありがとうございました。

「香川は遠くて行けなかったけど、応援してます」と思ってくださった皆様、ありがとうございました。

どこか頭の片隅で僕らのことを思い浮かべてくださった皆様、ありがとうございました。

大好きな大好きな公演が終わりを迎えました。

5月の記者会見の頃。

僕は何の確信もなく、だけど確かな自信の上でこんなことを書いていました。

今思うと、どうしてそこまで自信が持てたのかは分かりません。

だけど、そんな気がしたんです。

その思いに間違いはなかったなぁと、公演を終えた今、感じます。

本当に幸せな時間でした。

公演を一緒に盛り上げてくださった、高松琴平電気鉄道さん。

皆さんが一緒にこの企画を楽しんでくださったことが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

『ことでんスリーナイン』は、ことでんさんのご協力なくしては実現できませんでした。

素敵過ぎる出逢いでした。

出逢ってくださってありがとうございます。

『樽見鉄道スリーナイン』からガッツリと関わってくださっている、オオゼキタクさん。

タクさんの音楽・ギター・歌声は、どこまでも沿線の景色を愛おしいものへと誘ってくださいました。

宝物のような3曲を産み出してくださり、ありがとうございます。

いつまでも口ずさんでいたいです。

『ことでんスリーナイン』の物語を創った緑川さん。

僕は、この作品に出られたことが嬉しくて仕方ありません。

この作品から、お芝居をする上で大切なことをたくさん学びました。

素敵な時間をありがとうございました。

仏生山駅と滝宮駅に分かれて、お客さんをおもてなししてくれたメンバーのみんな。

本番終了後も制作メンバーはお仕事が残っていました。

出演者がお芝居に集中できたのは、みんながいたからです。

まちあるきで真っ赤に日焼けした榎本くんや千田さんの姿を見る度に、「お芝居、頑張らねば!」と感じていました。

本当にありがとうございます。

共演者にも恵まれた公演でした。

リーダー・片山さん。

片山さんが稽古場にいるだけで無条件に安心します。

いつも周りを見てアドバイスをくれ、場を和ませてくれる。

片山さんと一緒にいるとお芝居が楽しいんです。

片山さんを先輩に持てたことが嬉しかったです。

『ひたちなか海浜鉄道スリーナイン』、楽しみです!

じゃこ。

お芝居の中でじゃこを眺めていると、どこまでも愛おしい気持ちが湧きました。

共演者から何かを感じ取る、ということの大切さを教えてくれました。

出番の前に心の準備をする必要なんてなくて、じゃこを眺めているだけで自然とお芝居の中に自分が入り込めました。

「お芝居ってこういうことなんだなぁ」と、新たな発見をしたような気持ちでした。

大切なことに気付かせてくれてありがとう。

めぐみちゃん。

不器用だけど、いつも一生懸命でひたむきなめぐみちゃんを眺めていると優しい気持ちになりました。

セリフのやり取りはなかったけれど、「頑張れ、頑張れ」と、見守っていました。

じゃこもめぐみちゃんも、自分の娘役だったので、眺めているだけで心が柔らかくなりました。

しげさん。

毎度のことながら、「しっかりしてくださいよ、ホント」と思ってしまうしげさん。

いつか、しっかりしたしげさんに会えることを心より願ってます。

以上!(笑)

いや。

きっと、誰よりも不器用なんだと思います。

後輩がこんなことを言うのは差し出がましいのですが、そこがしげさんの魅力なんだなぁとも感じます。

そして、めみちゃん。

直向きで、アドバイスをすれば真っ直ぐに耳を傾けてくれためみちゃん。

だからこそ、自分も気を引き締めないとと思わせてくれたし、すごく刺激し合える役者さんでした。

「少しでも力になりたい」と思う日々でした。

何一つとして同じことが起きない鉄道演劇を堂々と務めたことは、本当にすごかったです。

また逢えたらいいなぁ。

「また逢おうね」と言ってお別れして、それっきりになってしまう人というのはたくさんいます。

というか、ほとんどがそうだったりします。

でも、また一緒にやりたいです。


思い出を少し振り返ります。


僕の演じたヤスヒコは、ことでん沿線の風景を花でいっぱいにすることでした。
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毎日第一便の開演前は、ヤスヒコの自宅のあった一宮周辺を散歩しました。

夢半ばで妻と子を残してこの世を去ったヤスヒコ。

思うことは多々ありました。

全ての景色が愛おしかったです。

毎日、「お疲れ様です」とご挨拶してくださった一宮の駅員さんの岡野さん。
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すごく優しい方で、最後は「ひたちなか、頑張ってください」と見送ってくださいました。

物語の後半の復路のほとんどを過ごした23号の隣の車両。
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ここで隠れながら、空しか見えない窓を見上げ、隣の車両で進行しているみんなのセリフを頭の中で思い浮かべていました。

1人でスリーナイン号を見送った後の一宮駅。
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走り出す電車の車内の娘達の姿は鮮明に鮮明に覚えています。

劇中に登場するほくろ屋菓舗さん。
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ぷりんどらやき、美味しかったなぁ。
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キューブリックのカレンダーを飾ってくださっていました。
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車掌役の片山さんは、完全にことでん社員でした(笑)
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宿では、めみちゃんが持ってきてくれたUNOで遊んで息抜きもして。
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打ち上げも大盛り上がり。
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劇団としてではなく、『ことでんスリーナイン』の一つの座組の一体感を感じた打ち上げでした。

香川。

またいつか、必ず帰ってきたい。

「ただいま」と思わせてくれる、そんな故郷がまた一つ増えました。