国際結婚という現実


昨日、息子から「結婚したい女性がいる」と言われ、個室居酒屋で会食をした。

相手はベトナム人の女性。


ただし、妻は結婚に大反対。

今回は欠席し、私と息子、そして彼女の3人で会うことになった。


私は国際結婚の当事者でもある。

だからこそ、頭ごなしに反対する理由はなかった。

ベトナムは親日国で、勤勉で家族思いの人が多い。

日本人と価値観が似ている部分も多い民族だと思っている。


一方で、妻はネットやYouTubeで流れてくる

「国際結婚詐欺」「財産を奪って逃げる東南アジア系の妻」

といった犯罪ニュースを強く信じ込んでいるようだ。


特に韓国の地方で起きたという話を見て、

「同じことが起きるのではないか」と不安になっているのだろう。

正直に言えば、

東南アジア=後進国

という偏見や、プライドの問題もあるのかもしれない。


だが、実際に会って話してみると、

そんな疑念はすぐに消えた。


彼女は日本滞在7年目。

日本語もまったく問題なく、受け答えもしっかりしている。


仕送りを強要するような話も一切ない。

むしろ、彼女の実家はベトナムで電気工事の自営業をしており、

経済的にも自立している家庭だった。


息子もすでにベトナムへ行き、

彼女の実家にも挨拶を済ませているという。


たまに仕送りをしているようだが、

それは「要求されているから」ではなく、

彼女自身が親思いで、自分の意思で行っているものだ。


率直に言って、

とても感じの良い、真面目な娘だと感じた。


問題は、ここからだ。

妻を説得するには、まだ時間がかかりそうだ。


国際結婚は、当人同士だけの問題ではない。

家族、文化、価値観、偏見――

すべてを乗り越える必要がある。


改めて、

国際結婚の難しさを痛感した一日だった。