大学卒業後鉄鋼関係の商社で勤務ののち、出産を機に一旦子育てに専念していました。
子育て中にトマス・ゴードン博士が提唱する「親業」や、CAP(Child Assault Prevention 子ども暴力防止)活動に出会い、心理学、カウンセリングに興味を持つようになりました。
親子関係、人間関係、セクシャリティ、表現することをテーマに向き合あっています。
自分自身も出産を機にマタニティブルーに陥ったり、自身のセクシャリティに悩んだり、自分自身の人生の節目(恋愛、結婚、出産、子育て、地域との関わり…など)に抑うつ神経症になり、悩みました。
今だから言えることかもしれませんが、人生の節目でそのとき「上手くいかなかったこと」こそが、自分がそのことと向き合い、取り組むことで自分自身を育ててくれる、ということです。
カウンセラーとして自分の働きを全うしていきたいと願った原点は、性被害のサバイバーと出会ったことです。
CAPの活動をしていたこともあり、人がその人らしく生きていくことができる社会を目指して、何か私の力を役立てたいと思いました。
2010年に出会った《ボイスアート》での学びは、その後の私に大きな影響を与えました。
私はそれまでも心の状態と声や呼吸の状態の関係に興味がありました。
ボイスアートは自分の息(呼吸)や声を使って遊びながら心身の健康を目指すものですが、最近ますます自分の呼吸や声が自分自身を癒し整える力を実感しています。
私自身は若い頃ピアノを通じて音楽家になりたいと思ったこともありましたが、それまで受けてきた音楽教育の中で挫折を味わいその道を断念しました。
しかし音楽家の道を断念したというものの諦めきれない何かが、私を私自身と向き合わせるきっかけを作ってくれたとも言えます。
2013年頃より、パステルアートの個展、ボイスアートの表現ライブを開催しました。
それらのことを通じて表現する、また他者とともに分かち合う体験が私自身の成長にも繋がっているように思います。
人がその人らしく喜びに満ちて生きながら真に目指す方向はどこなのか、そのことについて私も学び続けています。
同時に、カウンセリングルーム樹喜のワークショップの参加者やクライエントさん自身の気づきや喜びと共にご一緒に居させていただいた、そのことに私は感謝や喜びを感じています。
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*2020年1月回の【ボイスアート(グループ)@なら】は
1月26日(日)13:30~15:30、奈良県文化会館・和室「かすが」で行います。
詳細は*コチラから