今、弁証法について、いろいろ学んでいます。


ヘーゲルの弁証法とは何か?


簡単に言うと、


お互いに対立している2つのことに対して、止揚することによって、いずれか一方を否定するのではなくて、両者を肯定し、統合し、超越することで、より高い次元のものへと昇華していくことです。


もっと簡単に言うと、


Aさんはパンを食べたい、でもBさんはハンバーグを食べたい、だったらその対立を止揚して、ハンバーガーを食べよう、ということです。


普通、会社でも夫婦の間でも、リベートとか議論をしてどちらかの意見を通すことばかりに終始しますが、そうではなく、「弁証法的対話」によって、止揚し、新しい結論を導く努力をすべきなのです。

そのためには、相手の話に共感を持って受容し、最後まで聴くことですね。この前提がなければ、「弁証法的対話」は成功しません。


もっと前提を言えば、双方に「弁証法的対話」とは、どのようなものかを、まず理解してもらうことでしょう。


いろんな分野で多様な考えや価値観が、うずまくなかで、このヘーゲルの弁証法をしっかり身に着けたいと思いますね。