日本型移民政策を提唱する者のひとりとして、今、ますます深刻化する日本の経済社会の人手不足問題について書き綴ります。


これまで、アベノミクスの経済政策によって、市中にお金を流し、円安となり、株価が上がり、経済が活性化しました。


しかし何事においても、チャンスとリスク、プラスとマイナスがありますね。


景気がよくなっていく過程で、企業を様々に投資し、売り上げを上げようとします。その投資の最たるものが人材です。


今、全国で有効求人倍率が“1.0”を上回っています。労働者の求職よりも企業の求人のほうが多いのです。アベノミクスの成果ですね。


特に、介護業界の著しく、“3.0”近い求人倍率となっています。


昨日のブログでも書きましたが、出生数が毎年過去最少を更新する中で、この傾向はますます続いていくでしょう。


ピーター・ドラッカーは経済と人口について言及していますが、誰でもわかる簡単な理論ですね。


米国やヨーロッパ先進国が、本当にいろいろな問題を抱えながらも、基本的に移民政策の旗を降ろさないのは、この人材獲得のため、ひいては自国の経済の向上のためなのです。


人口を少なくとも維持する政策は、国にとっても個人にとっても様々なリスクを抱えることになります。しかし、そのリスクを抱えながらも将来のため推し進めていかないと、日本の成長は絶対ありえない。


日本型移民政策を訴える理由のひとつがここにあります。