日本は世界に例を見ない最速で高齢化が進んでいます。

私は今、高齢者と出会い話をする機会が多く、もちろんその中には認知症の方もたくさんいて、いろいろ考えさせることがありますね。

認知症の方は、国や民間研究機関では随分開きがあるようですが、いろいろな数字や統計を精査していくと、現在、軽い方も含めおそらく500万人ぐらいになるのではないでしょうか。

これが10年後2025年には団塊の世代が後期高齢者になることもあって、たぶん800万人ぐらいになると思われます。

認知症にはいろいろな種類がありますね。もっとも知られているのがアルツハイマー型。その次が脳血管性の認知症。そしてレビュー小体や前頭葉側頭葉型の認知症が続きます。

国はその症状によってランク付けをしています。

最近では若年性の認知症も増えていて映画やドラマの題材になったりしているのはみなさんよくご存知でしょう。

症状はその方によって様々に違ってきます。自分が何者であるかわからない、家族の誰であるか、その時間その場所がわからない。徘徊、暴言、異食などいろんな症状が現れていきますね。

正直言って、人生の終わりになり、認知症を患うのは本人にとっても家族にとってもたいへんつらいところがあります。

あれだけ好きだった尊敬していたお父さんやお母さんが認知症になったことで、その心が変化することもしばしば見受けられますよね。

どうすれば、認知症にならないようにするか、今本人や家族だけでなく、国や社会全体がしっかり考えていく必要のある大きな課題となってきましたね。