先日の「敬老の日」に、65歳以上の高齢者が3300万人を超えたと新聞で報道されていましたね。このままで推移すると、25年先の2040年には最大3800万人くらいになりそうです。

つまり5人に2人はお年寄りになるということですね。私も数年後にはいよいよその仲間に入ります。

医療や福祉に係る国の予算が40兆円を超えて、毎年1兆円ずつ増え続けていくとなると、はたしてどんな社会が作られるのでしょうか?

先日。安倍総理が日本のGDPを600兆円にすると言っていました。人口減少の中で海外からの移民を受け入れず、また大幅な規制改革もせずに日本人の生産性の向上だけで100兆円という膨大な増加をはかろうとしても、おそらく絵に書いた餅になるでしょう。

さて、生産性をどうあげていけばいいのでしょうか。ひじょに難しい課題です。

たとえば、介護の世界。


生産性という意味では、もっとも介護や看護の業界はもっとも適さない分野のひとつかもしれません。

実際、介護する人たちはみんな親切で気配りが行き届いて、安心して高齢者を任せられます。世界でも有数の心遣いでしょう。

しかし、与えられた時間の中で、もしも効率を云々するというなら、はたして適切なサービスが本当に提供できるのでしょうか。疑問に思いますね。

日本は人一倍リスクに対して敏感な国ですよね。それを避けるために実に慎重な態度ですから。必然的に、生産性という問題は、相当低くなりますよね。

でも、私は、いろんなやり方によって生産性を高める方法はいろいろあると思っています。

考え方、そして行動を変えることで、成し遂げるられることもあるのです。

そのことをこれからいろいろお話していきたいと思います。