先週の土曜日に、大阪のサンケイトラベル社が企画した高島森林セラピーツアーは、あっという間に定員の40名となり、私たち独自のプログラムの評価も高く成功裏に終えることができました。


高齢者の方が比較的多かったのも、これからの人生を心身とも健康に生きていきたいという願いの表れでしょう。


ところで、人類は本来皆、産業革命までは森の民であり、草原の民でした。人類の身体や脳には、誰でも例外なしにその遺産が残っているのです。産業革命以降の工業化、また、それに拍車をかけるかのように、20世紀の中ごろからはじまった情報化によって、人類は、何もかも喪失するかの如く、森や自然から離れ、そして、人工物に身を委ねてきました。


現在70%を超える人たちの中にストレスが蔓延するのは、そんな人類本来の生き方から遠のいてきたことによって生じたといっても過言ではありませんね。


であれば、もう一度森に帰ればよい。そうすればストレスなどは吹き飛んでしまうのは自明ではないでしょうか。


人々が無意識のうちに、潜在的に森林や自然に触れたいと思うのは、まさに人間としての本性なのですよ。