先日、「デフレの正体」や「里山資本主義」の名著で有名な日本総合研究所研究員の藻谷浩介さんの講演を聴いた時、今日本には100歳になっても仕事をしている人が約2700名いるそうです。
これは凄いことですね。
100歳になって仕事をしている人で有名なのは、聖路加病院の日野原重明(ひのはら しげあき)先生ですね。今年102歳になられたそうです。かくしゃくとしておられる。
100歳になって仕事をするとなると、身体が健康であることはもちろんですが、心と脳が健やかでなければ務まりません。
そのためには若い時からいろいろ準備をする必要があります。年齢で言えば40歳くらいから。その準備とは大きく4つあります。すなわち、運動・食事・睡眠・心(脳)。これらをしっかりケアし決して怠けないことです。
ところで100歳になっても出来る仕事はどんなものがあるのでしょう。
まず医者。経験がものを言う職業なので、日野原先生もそうですが手術などは難しいけど往診はできるでしょう。
僧侶や牧師など宗教に関わっている人は、年を取れば取るほど深みがでてきますからその力をますます発揮できますね。
カウンセラーもまた、傾聴力・共感力・受容力が落ちていなければ味が出てくる職業です。特に聴く力を持つ人は年齢に関係なく貴重な存在です。
画家や書家などの芸術家も年齢を重ねていくことで価値が高まります。100歳で書いた絵や書が高値で売れることはよくある話です。
体を使う仕事に携わる人やサラリーマンは厳しそうですね。この前新聞に100歳でサラリーマンになった人のことが記事になっていましたが、それほど稀なケースです。
企業経営者は、身体と心と脳をしっかりケアし判断力さえ衰えなければ充分務まります。ただし、一貫性に加え、創造力と自制心をしっかり保っていることが条件ですが。
100歳になっても仕事をしている自分を想像するだけでも随分楽しいものになりますよ。
みなさん、100歳になっても仕事頑張りましょう。
で、私はあと何年かな。