今日は2012年12月12日で12時12分12秒を指すと、実に1と2がそれぞれ6つも続く事になります。実は、今日は私の誕生日。『がんばれ、がんばれ、いちに、いちに、いちに』と私の背中を後押ししてくれているのかもしれません。


今日の2012年12月12日12時12分12秒を起点にして、来たる2021年12月12日12時12分12秒までの9年の間、さてどんな時間が過ぎていくのだろうか。


ところで、昨日韓国ではかつて“植林の日”という公休日があった話をしましたが、当時独裁者といわれたパクチョンヒさんは、何故こんな日を制定したのでしょうか。ちなみに12月19日韓国では大統領選挙がありますが、立候補しているパククネさんという女性は、パク元大統領の娘さんです。


パクさんは、戦前、日本が作った満州国の陸軍士官学校を首席で卒業してますが、その時、日本の戦いの歴史を学び、特に江戸末期から明治維新に至る軍史にいたく感銘を受けたようです。幕末の英雄、西郷隆盛を尊敬していたそうです。1970年代に韓国は、明治維新にちなんで、維新政治という政治力を強化した政策を取ったのも、すべて日本の近代化の成功を韓国でも成し遂げようとしたからにほかなりません。


“植林の日”を制定したのは、パクさんが日本の豊かな森林を目の当たりにしたからで、当時朝鮮戦争で山が荒廃し、禿山になっていた森を再生しようとしたからです。その後、薪や炭は日本と同様に石油にとって変わられ、木材は南洋や米国、或いはロシアや豪州などから安く輸入し、別段国内で林業を育成する必要がなかったのです。韓国の森林は、今は環境林として水質の保全や土壌の流出防止のため、また登山や憩いの場などのレクレーションとして活用されています。


昨日からの続きを少し書きます。


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私が住む大津市の南には田上山という低い山がある。この辺り一帯を湖南アルプスと呼んでいる.が、琵琶湖から瀬田川、そして宇治川へと続く河川を利用して、ここから伐採した木材を昔から京の都に運んだ。そのため、田上山をはじめ湖南アルプスからの(昔は田神山といったらしいが)森林の収奪が凄まじかった。


ただ、この田上山や奈良の吉野山など近畿の一部の森林は収奪があったものの、それ以外は長い日本の歴史の中でも激しく収奪された歴史はほとんどない。急峻な地形に加え材を取り出すだけの技術力がなかったことも一因だ。温暖多雨もそう。周囲を海に囲まれ外国からの侵略や戦いもほぼ皆無だった事も原因。そして自然を愛する日本の国民性もあったことも。


いろんな要件がそろい今の日本の森林の形、ドイツのフォレストたちがビックリした森林の姿があるのだ。


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車で僅か10分ほど走れば、人工林が旺盛に育つ森に行き着く。このような国は世界見渡してもまずないでしょうね。




グリーンウェイブログ-豊かな環境への道