昨日今日から、「お盆休み」に入る企業も多いことでしょう。我が社も今日から16日の日曜日まで休みとなっていますが、この期間中に調査をやってほしいという企業もあるので、仕事する社員も半数ぐらいいますが。


さて、お盆とは、元来、旧暦の7月15日あたりを中心に行われてきた祖先の霊を祀る一連の行事ですが、辞書によると、『古神道における先祖崇拝の儀式、神事と仏教行事の盂蘭盆(うらぼん)が習合して、今日の「お盆」となった』そうですね。そして、8月15日は先の大戦が終わった日でもあり、戦没者に対する慰霊も重なり、日本にとってこの日は特別な日になっていますね。


昨日、今年10月下旬に滋賀県長浜市で開催される環境ビジネスの展示会「びわ湖環境ビジネスメッセ」の出展内容について、社員の何人かと“わいわいがやがや”やっていました。この展示会は、10年ほど前に参加した頃は、それほど出展者も来場者も多くありませんでしたが、今や、日本でも有数の規模を誇る環境メッセとして海外にも名を馳せるようになりました。琵琶湖を有する滋賀県のビッグイベントであり、今年は過去最高の出展者になるそうですね。


我が社も今回、2ブース出展します。キーワードは「水質浄化、地下水活用、バイオレメディエーション(修復)」です。コンセプトやキャッチフレーズなどについては、現在、社内で議論しており、決まり次第、このブログでも紹介したいと思います。


さて、琵琶湖の水は果たしてきれいになっているのでしょうか?この問いに答えるには、まず、どの時点を基準としているのかが重要になります。


私の父は、『戦前は「瀬田の唐橋」から瀬田川によく飛び込んで遊んでいたものだった。』と言っていましたし、私の小学校低学年の頃は、江戸時代に膳所(ぜぜ)藩の城があり今は公園(膳所公園)となっている南部流域は、公的な水泳場として賑わっていましたね


その後、日本の高度経済成長期に琵琶湖総合開発や企業・家庭からの排水汚染などによって、それら流域の水質はめっきり悪くなり、あゆやこいなどの淡水魚や瀬田しじみなどの貝類の多くが減少し、南湖(瀬田川流域)ではほとんど捕れなくなったのです。当然、人間も泳ぐことできず、水泳場もどんどん閉鎖されていったのですよ。


それから、様々な規制が強化され、琵琶湖の水質が幾分よくなったことは、統計的にも見た目にもわかりますが、昔のように膳所公園で水泳ができたり、あゆやしじみが再び還ってくることなんかは、もうないでしょう。


そして、今また、琵琶湖の水の汚染がひどくなってきたようです。生活雑排水の増加とともに、温暖化による水質の変化、そして、化学物質による地下水汚染や底に溜まった有害物質などによるものと考えられますね。


つまり、「現在の琵琶湖は、昭和30年代までの頃に比べると水質は相当悪化した。しかし、昭和40~50年代と比較すると一時的にきれいになっているが、再び悪化傾向にあるということになるでしょうか。


近畿1400万人の水がめである琵琶湖。様々な先端技術を駆使して、このかけがえのないマザーレイク琵琶湖を、きれいだった昔に蘇らすことが我が社のテーマでありミッションでもあるのです。

10月の展示会にはぜひお越しくださいお待ちしています。


株式会社淡海環境デザインホームページ

http://www.ohmi-k.jp