昨日は、私がこのブログを書き始めて100回目であり、従って今日が記念すべき101回目のブログ記載となります。


テーマを幾つか設定し、自由に思い感じることを、昔でいう400字詰め原稿用紙3枚から4枚、つまり1200字から1600字にまとめ書き綴ることを日課として、はや3ヶ月半がたちました。まさに光陰矢のごとしです。


さて、1億2770万人をピークに人口の壁に突き当たった日本は、これからどんな方向に向かっていくのでしょうか? いろいろな指標が出ていますが、それを整理して私なりにまとめていきたいと思います。


まず、この壁を何とか突破し人口を増加させ経済社会を成長・拡大型に戻していこうとする「アップライジング」。しかし、今の出生率で現実的に人口を増加させることは極めて難しく、たいへん大きな成長戦略を描いていくには相当無理があると思います。


次に、現在の人口を何とか維持しようとする「サステナブル」。しかし、人工的に人口を維持するというのは、たいへん過酷な条件に従う必要があり、これも難しいと思いますね。


そして、拡大も維持も両方とも無理だとして、人口減少による経済社会の縮小をそのまま受け入れていこうとする「シュリンキング」。しかし、これでは、多くの人が夢や希望を持てなくなり、国際的な発言力の弱い老齢した国になっていくことに違いありません。


過去の事例や経験に学ぶなら、今後日本は、「アップライジング」でも「サステナブル」でも「シュリンキング」でもなく、第4の道を歩むべきだと思いますね。つまり、人口が減少する事実をしっかり受け入れ、経済的にはGDPを現在の水準に維持し、1人当たりの所得を上げ、社会的には、環境悪化を緩和し余裕のある生活をおくるという構造、いわば「コンデンシング」社会を創るということなのです。


そのためには、日本の抜本的な「国の在り方」や「国民の考え方」を大きく変えていく必要がありますね。今日までのような中央集権から地方分権にし、産業の規制緩和を促し、生産性や付加価値をさらに向上させていく必要があります。


私が主張している「移民政策」についても、移民を受け入れたとしても日本の人口減少に歯止めはかからないことを前提としています。しかし、人材開国を標榜することによって優秀な若者が海外からやってきて日本の経済社会の向上に貢献し、GDPが維持され、1人当たりの幸福度が増していくということなのです。、また、多民族国家として生まれ変わることによって、国際的な力も強くなり、それが日本の国益となると確信しているのです。


海外から人を移住させ、共生社会を作ることを恐れてはならないと思います。

21世紀は、まさに人の流動化、移住や移民の時代になるのは間違いありません。その意味でアメリカは21世紀も巨大な国のひとつとして力を発揮し、イギリス、フランス、ドイツなどのヨーロッパ先進国も人材獲得競争に参入し政治経済力を維持しようと努力しています。また中国、韓国も然りです。

日本は、まさに今岐路に立たされているといっても言い過ぎではありませんね。「コンデンシング」社会を創ること、これが日本の生きる道と信じてやみません。


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