私が、中学3年生のとき、海外旅行が好きな社会科の先生がこんなことを言っていました。


「世界には3つの地域の美女産地がある。どこかわかるか?」

女性の“じょ”も知らない15歳の紅顔の美少年がそんなことわかるわけがないですよ。


「それじゃ、教えてやろう。一つ目は、ノルウェーやスウェーデン、フィンランドといった北欧だ。金髪で背が高く肌が白い、本当に美女が多いところだ。」


「二つ目は、イタリア、スペイン、ギリシャなどの南欧だ。彫の深い顔と情熱的な瞳、それに見つめられると気絶しそうになる。」


「そして、最後が、中国の東北部、昔満州と言われたところから朝鮮半島にかけての地域だ。切れ長の目と肌理(きめ)細やかな肌、それに儒教的やさしさ(いわゆる、男に尽くすってことですね)を持っている女性が多い。」


【このおっさん、しょっちゅう海外に出かけているみたいやけど、何しに行っとるんじゃ】と幼心に思いながら、【それにしてもよく調べとるな】と感心していました。その気持ちが良かったのか、中3の社会の成績は、10段階の10でしたね。


朝鮮には、「南男北女(ナンナンプンニョ)」という言葉があります。つまり、南は男前が多く、北は美人が多いという意味ですね。


いわゆる「朝鮮美人」というのは、どういった人でしょうか?


例えば、“冬のソナタ”のチェジウや“女官チャングム”のイヨンエなど、背が高く色白で顔の輪郭がきれいな女性たちですね。

また、昔、大韓航空機爆破事件で北朝鮮のスパイとして捕まったキムヒョンなんかもそのひとりでしょう。

さらには、松阪慶子をはずせませんね。彼女も典型的な朝鮮美人ですね。

あっ、それと決して忘れてはならないのは、“自称滋賀のチェジウ”、そう私の家内です。それも若かりし頃の。今は、まるで高句麗の女軍人の末裔ような感じですから。


金正日の傍にいる「喜び組」やスポーツの応援にかりだされる「美女軍団」を見ていると、彼女達も明らかに朝鮮美人の面々ですね。


ただ、今韓国では、整形手術を何ら抵抗もなく行う人がかなり増えているので、元々の素顔がどうなっているのか見極めがつかなくなってしまっています。

もっとも、これからは、整形をすることもひとつの項目として「朝鮮美人」という概念を作り出していくべきなのかもしれませんね。


社会科の先生が言っていた朝鮮女性の「儒教的やさしさ」は、少なくとも私が留学していた1970年代には確かにありましたね。しかし、今はどうでしょうか。


1980年後半に、韓国は民主化されました。

同時に、今まで気の遠くなるほど長い間続いてきた「男尊女卑」の思想から解き放たれた女性たちの社会的進出が始まり、それまでの反動からか、むしろ男性よりも活発に積極的に活動する人たちが増えていきましたね。


その意味では、朝鮮半島の伝統であった「儒教的やさしさ」は、かなり廃れていったかもしれませんね。


これまで、朝鮮半島が、他国から数々の侵略を受けながらも、朝鮮民族としての誇りを失わず国を存続させてきたその陰には、女性たちの力が相当ありました。

おそらく朝鮮女性の芯の強さは、世界一級品でしょう。

亡くなった私の祖母や母、また、4人の子どもを育てた妻の姿を見ていてつくづく思いますね。

ただ、芯の強さは我の強さに通ずるところがありますから。まあ、いいとこ取りでいきましょう。


株式会社淡海環境デザインホームページ

http://www.ohmi-k.jp