おおさかATCグリーンエコプラザの話題をもうひとつ。
前日のブログで紹介しました「水・土壌汚染対策研究部会」と併せて、もうひとつの部会「アジア環境ビジネス研究部会」を3年前に立ち上げています。
アジアといってもたいへん範囲が広いため、主に朝鮮半島(韓国、北朝鮮)と中国など東アジアの国々を対象にしています。
今まで、実態を把握するため、それらの国々のことを深く研究している大学の研究者の方に講師になって頂き、セミナーや勉強会を開いてきました。
この東アジアでのマーケットは、これから相当大きなものになっていくでしょうね。
中国では大気や水質の汚染、また、廃棄物問題などすでにたいへん深刻な状態になっていますね。
ちょうど、日本の高度成長期に直面したいわゆる「公害問題」が、同じように中国で引き起こされているのですね。また、国土の1割が何らかの有害物質で汚染されているのです。
日本が過去に経験したことや研究・開発された技術を、中国や他の新興国において、今まで培ってきたノウハウを活かし、提供できると思っている方の多いと思います。
が、海外での環境ビジネスの展開は困難がつきまといます。
つまり、①その国々によって歴史や文化が異なること、(例えば環境対策費より罰金が安ければ罰金を支払って対策はやらないなど)、②法制度がよく変わること、③国民の環境意識が先進国に比べてあまり高くないこと、④お金の回収が難しいこと、⑤知的財産に関して担保されないケースが多いことなどがあるからなのですね。
これらを克服するためにどうすべきなのか?
例えば下記のようなことが必要となりますね。
①日本での経営基盤を強固にし、海外の事業リスクに絶えられるようにすること。
②双方の国の事情(経済、法律、技術だけでなく、その国の民族性や伝統文化など)を熟知しているパートナー
と強固な紐帯関係を締結すること。
③現地での人脈をしっかり構築すること。
④海外生活を喜々とする志の高い社員や有能な現地社員を獲得すること。
「アジア環境ビジネス研究部会」は、こんな研究をやっているのです。
こちらの方ににもご参加を!
お待ちしています。
株式会社淡海環境デザインホームページ