リスコミブログのもうひとつテーマは、人口減少によって起きる経済社会リスク。

さて、このブログ、私のライフワークである『人口減少社会と多文化共生社会の創造』についてのお話でしばらくの間お付き合いお願いしますね。


まず、日本の人口の現状ですけど、

2005年に政府が発表した将来の人口推計は、衝撃的なものがありました。

2005年の日本の人口は、1億2777万人で、このうち年少人口(15歳未満)は14%、生産年齢人口(15歳~64歳)は66%、老年人口(65歳以上)は20%となっています。


2005年の出生率1.23人が今後も続くと仮定した場合、2055年には人口は8993万人【このうち年少人口は8%、生産年齢人口は51%、老年人口は41%】となるそうですね。つまり46年後には、実に3784万の人が減っていくのですよ。さらに問題として生産年齢者1.24人で高齢者1人を養っていかなければならない「超高齢化社会」が到来するのです。


この人口は、私や家内が生まれた1955~1956年代のもので、まさに日本の人口は過去に来た道を逆戻りしていくかのように推移していきますね。

中には、「人口増加によって生じてきたいろんな問題、例えば環境問題や都市の過密問題などが解消されていいのではないか」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし、当時と全く違うのは、人口構成なのですね。


つまりは、当時はきれいピラミッド型でしたが、46年後は私の肉体のように逆三角形で、私の性格のようにたいへんいびつなものになっていくのです。


これからの日本は、働き手の大幅な減少と、超高齢化社会への移行が加速化されることで、将来的に社会的な負担が増加し、経済成長を大きく鈍化させ、活力のない国になることが予想されますね。


わが社が展開している土壌環境ビジネスでも土地が活用されることによって業務が発生しますから、人口減少によって土地が余るとなると市場はどんどん縮小していきます。

その結果、化学物質や廃棄物で汚染された土地はそのままなんら対策措置されず放置、塩漬けにされるケースが増えてくるのです。これがいわゆるブラウンフィールド問題の根幹となっていますね。


であれば、どうすれば良いのか?

これから、このブログで、これらリスクを少しでも軽減するために私の考えを述べますよ。

皆さんとの意見交換もどしどしやりましょう。



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