金森宗和「茶の湯の歴史517」茶の歴史517 | Souki一観一楽有難うの茶の湯ブログ

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教えることが天性と思い、茶の湯関係(点前、茶の湯教科、お茶事、茶の湯の陶磁器、茶杓の実技)を54年間、NHK文化センター大阪、神戸、名古屋などで1999年から延べ4万5千人の方々に茶の湯の極意をお伝えして、2022年4月からオンラインZOOMライブ入門講座を開講中。一茶一楽

                                           
ようやく関西から帰って参りました。今回は往復飛行機で参りまして、先ずは名古屋に向かいました。そして大阪、神戸、高松、徳島と周りまして、大阪に戻りまして伊丹空港から羽田空港に帰って参りました。帰途はいつもと違いまして昼間でしたので、離着陸の時の景色がよく見れて良かったですね。
 
名古屋、大阪梅田、神戸、それに徳島では「室礼」の講義で金森宗和についてお話しさせて戴きました。金森宗和は長四畳下座床の茶室のほか、六畳や三畳台目の茶室を好み、多くの茶室を残しております。
 
宗和の遺構は京都西賀茂の一条恵観別邸(現在鎌倉市に移築,重要文化財)を始め、大徳寺真珠庵の茶室庭玉軒、金閣寺の茶亭夕佳亭や先日使わせて戴きました東京国立博物館内苑の六窓庵などで、それらを取上げ解説致しました。
 
また、「姫宗和」と呼ばれ、京の公家たちに愛された金森宗和が指導した陶工野々村清右衛門、仁和寺の門前に御室窯を開窯した清右衛門こと『仁清』についてもお話しさせて戴きました。
 
意外と知られておりませんが、宗和は仁清に茶陶を焼かせたばかりではなく、作品の注文取りや売却にも積極的に関与し、御室窯の経営に大きな役割を果たしたことを解説させて戴きました。
 
高松では「茶道具の美」の講座におきまして「茶入」の「窯分け」と「手分け」について写真を見せながら詳細に解説させて戴きました。その数の多さに驚いておりましたが、総てを覚える必要はなく、気にいたものを二三覚えるようにと指導致しました。
 
今年も余すところわずかでございます。今年は一方ではお茶室披きをするとともに、一方では十六年続けて参りましたお茶会、小生の主宰致します二条会の慣例のお茶会をお披きと致しましたので、考え深い想いがございます。
 
本当に一年間有難うございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。皆様に取りまして来年もまた佳い年でありますよう祈念致します。
 

お付き合い戴き、ご講読戴きましたことに感謝致します。
 
ご希望で全部お読みになりたい方は友人・ファン登録をお勧め致します。
 
◎昨年より第二火曜日にNHK文化センター広島(082-242-1151)で、午後1時より「茶道具の美」、午後4時より「茶の湯を学ぶ」、午後6時半より「名陶の美」の講座をさせて戴いております。
 
 また、第二火曜日にNHK文化センター広島(082-242-1151)で、午後4時より「茶の湯を学ぶ」と題しましてお話しさせて戴いております。
 
 同じ日の広島で2時40分から3時40分まで自主講座として「山上宗二記」の講読会が始まりました。
 
★第二水曜日午後6時半から8時までコンパルホールにて「茶道具の美」と題し、茶道具の映像を観ながらお話させて戴いております。
 
★第二金曜日午後1時よりNHK文化センター福岡(092-271‐2100)におきまして「茶道具の美」と題し、茶道具の映像を観ながらお話致します。どうぞ、ご参加下さい。
 
☆第三月曜日2時~3時半、田町駅リーフレから豊島園の向山庭園に場所を替えまして「茶道具の美」の講座がございます。どうぞご参加下さい。
 
☆第三水曜日10時30分~12時、恵比寿駅ビルのアトレの読売文化センター(03-3473-5005)におきまして「名陶の美」の講座がございます。どうぞご参加下さい。
 
★第四月曜日正午はNHK文化センター名古屋(052-952-7330)で、
 第四火曜日朝はNHK文化センター神戸(078-360-6198)で、
 第四水曜日朝はNHK文化センター梅田(066-367-0880)で、「茶の湯の室礼」と題しまして茶の湯の歴史を茶の湯者を通してお話させて戴いております。
 
 第四木曜日朝はNHK文化センター高松(087‐823‐6677)にて、「茶道具の美」と題しましてお話しさせて戴いております。
 
 第四木曜日午後はNHK文化センター徳島(088‐611‐6881)におきまして、「茶の湯の室礼」と題しましてお話させて戴いております。
 
どうぞ、ご参加下さい。
 
★各講座の詳細はどうぞお気軽に上記にお問合せ下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
 
ではまた。

 

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