地蔵岳のシンボル。電波施設群。




今回は群馬県の赤城山。
四季探訪記シリーズの夏編です。

先日の尾瀬沼の気温の快適さを知って
また山に行きたい!
と思い、前回の春編からあまり時間が経ってはいませんが、
7月も最終日だし、充分夏編が撮れるだろう。

という事で行ってきました。



もう何年も通っている赤城山。
そろそろ新鮮に撮れるものも無くなって来たかな。
と思いはじめていましたが、
まだまだありました。




今回の主目的は夏の赤城山の風景ですが、

まだ撮った事がない星景にチャレンジ。


という事で、午前2時過ぎに到着。

小沼駐車場に車を停めて地蔵岳へ深夜登山。



なんか、今年は深夜登山多くないか?

とか、思いながら40分程で山頂へ。






地蔵岳の山頂部には電波施設が立ち並んでいて、

下からも見えます。


人工物で趣に欠けますが、これが地蔵岳のシンボルでもあります。



山頂部に到着して早々に撮影の準備を始めます。


この日の日の出時刻は午前4時40分過ぎ。


星景を撮るなら、

最低でも1時間前に数枚は撮り終えていないと

いけません。





東の日の出方向には赤城山の主峰、黒檜山と駒ヶ岳があります。

山頂部の足元には大沼が見えるはず。


まだ午前3時30分前だと言うのに、

もう東の空の低い所は朝焼けが始まっていました。


それ以外は充分に星の姿が見えています。



↑の数枚だけ撮って、主目的を変えました。



だって、眼下に雲海が発生していますし、

どんどん朝焼けが広がって来ましたから。


それに星景はしっかり撮れたので満足出来ました。


今は嬉しいハプニングの雲海の朝焼けに全集中です。





雲の流れは速く、南(右)からどんどん流れて行きます。





朝焼けもどんどん広がって来ました。





足元の大沼は相変わらず雲の中です。





こちらは南方向の鳥居峠辺り。

駒ヶ岳の影から差し込んだ朝日に雲が焼けている様です。





この時点で、朝日はもうかなり高くなっています。

雲の濃淡で染まり方に変化があって面白いです。




覚満淵辺りの低い場所も少しだけ焼けていました。





そして山頂部にも雲は流れて来ます。

薄い雲に覆われて霞む電波施設。





山頂部もすっかり雲の中。





そしてすぐ晴れると、すっかり朝になっていました。





目の前の山は駒ヶ岳。

奥の山は知りません。



赤城山は車で気軽に上がれて、

黒斑山や駒ヶ岳、地蔵岳などの山々は

初心者でも気軽に登れるので人気があります。


でも、時々こんなダイナミックな姿を見せてくれる事があるので

大好きな山です。


標高は1400m前後ですけど、

まるで2000m超の山深い所の様な

姿を見せてくれる。


そして四季それぞれに季節感たっぷりの景色も楽しめる山です。