ああ、名残惜しや。
コバイケイソウもさようなら。
来た道をそのまま戻ります。
来る時はパッと見ただけで急いだ景色も
ゆっくり見ながら帰ります。
森の小径も気持ちいい。
小川の草花にも目をやります。
白樺の幹も涼しい高原のイメージです。
老いて朽ちた木とこれから大きく育っていく若い木。
さあ、最後の登りだ。
帰りは尾瀬沼口から三平峠までだけが登り道。
後は下りの登山道。
朝の暗い時間に撮らなかった森の景色を撮りながら
ゆっくり帰ります。
尾瀬沼には過去にも何度か訪れていますが、
ここの階段からの景色は、
個人的に下山ルートのチェックポイントの一つです。
ここまで来ると、あと少し、と思えます。
ふと見ると、鹿が草を食んでいました。
数mしか離れていない所を登山客が何人も通りますが、
お構い無しに食べています。
夏の日差しは眩しく、こんな葉っぱの影さえも
撮ってみたくなります。
一ノ瀬の登山口入ってすぐ(下山なので登山口直前)。
川の音が聞こえるとラストスパート。
ここも行きは真っ暗でした。
一ノ瀬からはバスが出ていますが、
行きが真っ暗だったので、
あえてバスには乗らず、歩いて行きます。
大清水駐車場まで3.4kmあります。
緩い下り道で、足元も砂利ではありますが歩きやすい。
でも、毎回ここを歩くと足の疲労にトドメを刺されます。
気温も尾瀬沼辺りとは違って暑いです。
私と同じ様に歩いて降りてくる方々もいますが、
どんどん抜かれて行きます。
でも、私は私のペースで。
そしていつも思うのです。
毎回帰り道って、疲労困憊だよな。
コース設定が体力を上まわっている。
年齢相応のコース設定にしないとなあ、と。
活動記録 外部リンク














