太陽は随分と高度を上げたが、まだまだ寒い。
日差しを受けると暖かいが、日影に入るとヒンヤリとする。
途中通り過ぎた一向の会話の中で、
「秋は油断していると風をひきかねないから服装が難しい」
というのを耳にした。
確かに。
重ね着(レイヤー)で細かく調整出来るようにしているものの、
リュックなどの装備を外さなければ脱ぎ着出来ない。
つい億劫になって我慢して、汗をかいて冷えてしまう。
さらに、歩いている体を動かしている)時は
暖まっているものの、休憩などで体を休めると途端に冷えてくる。
実に難しい季節だと思う。
この後、登りの途中で、森が開けて足元が岩だらけの場所に出た。
そこで防寒に着ていたレインウェアとセーターを脱いだ。
体が熱を帯びて暑くなっていたので、冷たい風が心地いい。
この場所からはまた眺望が開けた。
南の小諸市〜東御市辺りにはまだ雲海が残っている。
西には高峰湯の丸高原の東篭の塔山や水の塔山が見える。
出発地点の高峰高原のホテルの建物やスキー場のハゲも見えた。
写真中央やや左、スキー場の上にある稜線のハゲは、
9月に行った池の平の上部にある草原。
そしてさらにその向こうに、雪を頂いた北アルプス?も見える。
ふと足元に目をやると、枯れ葉の間に形と色が綺麗な楓の葉が。
この場所で短めの休憩と服装の適応化(暑いので脱いだ)をした後、
さらに進んで上を目指す。
また森に入る。
森の中でスポットライトを浴びる苔を撮る。
よくあるシチュエーションで、
たまによく撮るが、上手くいった試しが無い。
今回は背景にもスポットライトを浴びた場所を入れたお陰か、
それなりに納得がいく一枚になった。
実際には森の中はこんなに真っ暗では無いが、
写真的表現として、
あえて光の強弱を強調する。
落葉松だらけのこの山で、珍しく赤い広葉樹。
落葉松の松ぼっくり
落葉松の枝先と眺望。
落葉松の枝先の紅葉。
だいぶ暖かくなったはずなのだが、日影部にはまだ霜が残っている。
この岩にはすでに冬が来ているのか?
浅間山は活火山なので、噴火時に避難出来るシェルターがある。
でっかいドラム缶みたい。
今日初めての浅間山の勇姿。
槍が鞘までやって来た。
この茂みを抜けると絶景が待っていました。
と、今回はここまで。
次回から槍が鞘の絶景と黒斑山への絶景登山道編です。
写真HP : OHLOONのふらふら風景撮影記
https://ohloon-photo.amebaownd.com
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