スタジアム外。
ここ数年、コロナやクラブの低迷などで客足が遠のいていましたので、
ここまで人が入るのは久々です。
ビジュアルサポート(コレオグラフィー)の一部
いわゆる人文字です。
各席に色シートや旗などが用意され、
指示されたタイミングで皆が協力します。
ちなみに、これ。
クラブが用意したものではありません。
サポーターの一部にこれを主導してくれるグループがあって、
その先導の元、有志が集まって準備して、
その席に座ったサポーターが自主的に協力しています。
もちろん、スタジアムの使用許可やスタッフの協力もありますが、
基本、サポーターの自主活動です。
アウェイサポーター以外、ほぼ全員が浦和サポーターなので
アウェイ席以外(今回はほぼ360度)で展開されます。
びっちりと席が埋まるのが計算できるので、出来る事でもあります。
応援は、基本、ゴール裏にいるサポーターの中の
コールリーダーと言われる人の先導で行われます。
普段はゴール裏以外の指定席の人たちは声は出さないのですが、
今回は違いました。
全ての席から声を枯らさんばかりに皆が歌い、
コールし、手拍子を打ち、願いを込めました。
私はJリーグ30年の歴史のうち、28年程のサポ歴ですが、
今まで最高だと思っていた2004年チャンピオンシップ第2戦、
その時より凄まじかったです。
負けましたし。
選手の激闘、魂を込めたサポートの末、勝つことができました。
まさに伝説の夜となりました。
浦和レッズはJリーグ優勝こそ1度しかありませんが、
国内3大タイトル、ACLでは何度も優勝しています。
個人的には何度かスタジアムで
その栄光を感じさせていただけました。
全てではありませんが、多くの優勝シーンに立ち会わせていただいておりました。
今回もその一つとなり、選手、スタッフ、サポーター、友人、家族など
多くの人のお陰で極上のひと時を味わう事ができました。
表彰式後
もちろん、この勝利には敗者がいます。
彼らが居たからこそ、素晴らしい試合が成立し、
感動を得ることができた訳です。
現に、我々は2019年に同じチームにこのスタジアムで負けました。
そしてこの4年間リベンジに燃えて成長して来ました。
今度は彼らがリベンジに燃えるのでしょう。
個人としては勝負事で相手を打ち負かす事はあまり好きではないのですが、
相手を打ち負かす事では無く、切磋琢磨して競い合い、
全力を出して魂を奮わせる。
そんなスポーツが大好きです。



