今週は紅葉を求めて、山梨県の南側(国道20号、甲州街道を基準に南側)、
富士五湖とかその周辺へ紅葉巡りに行って来ました。
今回は久しぶりに車でのドライブ撮影旅行だったので、できれば気になっている所を数か所巡りたいと思っていました。
天気予報は晴れ。出発時自宅から空を見上げると曇り空。
一抹の不安を抱えながら、いつもの深夜行。

最初は紅葉台。
ここは富士山麓、青木ヶ原樹海と西湖の間にある高台で、青木ヶ原樹海から富士山まで望めると聞いていたので、朝のキラッキラした紅葉を想像して夜明け前に到着(午前4時30分頃)
着くとそこは売店前の駐車場で、木々に囲まれていて見通しが悪い。
空を見れば雲に覆われていて星空にはお目にかかれない。
しかも例の風景は、その売店の屋上からしか拝めないようで、しかも店内の階段を上がらないと行けない。
そして時は午前5時。
お店が開いているはずもなく、成す術もなく、眠気がひどかったので車内で仮眠をとることに。
目を覚ますと午前9時で、観光客の皆さんがちらほらやって来ている。
空は相変わらずの曇り模様。でも、まあせっかく来たんだしと思って、入場料を払って屋上へ。
なるほど。
晴れていればそこそこいいロケーション。

晴れていれば上半分には富士山がどーんと鎮座しているはず

帰りの下りの途中で車を傍らに停めて。一瞬の日差しがいい影を作ってくれました。
この後、本栖湖とか四尾連湖とか田貫湖とか行こうかなと思っていましたが、肝心の富士山が全く見えない状況だったので、去年紅葉が美しかった伊奈ヶ湖へ向かうことにしました。


伊奈ヶ湖に着くと大渋滞が巻き起こっていました。
幸い駐車場に1台分の空きがあったので、すぽっと車を停め、軽く散策。
車に戻ってだらだらと車内でいてほかの車の迷惑になるのも気が引けるので、そそくさと次の目的地へ。
今回の本命・椹池。
甘利山への登山道入口付近にある池で、とても小さな池です。
一応周遊道なんかもありますが、半分はキャンプ場です。

椹池入り口。ですが、駐車場の入り口は100mほど先から。

こうして見るとなかなか広そうですが、周遊20分ほど。

入り口からの坂道の脇に、薪用(?)の丸太が

キャンプ場の炊事場にヤカンが置いてありました。

池のすぐそばに売店兼キャンプ場の管理所があり、
煙突から出る煙とバックのカラマツの黄葉がいい感じ。
椹池はこじんまりとして、山中の小さな水場としてはとても雰囲気のいい池でした。
キャンパーさんがいらっしゃいましたが、ひっそりと静寂の中で孤独感とか郷愁とかを感じるにはとてもよかったです。
都会の喧騒から離れ、ゆっくりとした時間の流れを味わえるいい場所だと感じました。
今回はあいにく天気に恵まれませんでした(空全体の北側半分は快晴でした。写真的な意味で)が、秋の独特の寂しさとか、そんな鮮やかな紅葉ではない秋独特の風景も見れましたし、秋終盤の撮影行としては、まあまあだったと思います。
次はもう冬景色の時期に入ってしまうかもしれません。
今年の秋は沢山回れて、いい秋になりました。
回った時期がやや遅めだったので、紅葉の葉の具合が枯れ気味だったけれど、個人的には燃え上がるような鮮やかな紅葉よりも、落ち着いた晩秋の枯れ葉の混ざった渋い紅葉の方が好みかもしれません。
そう言えば、八王子の国道20号の銀杏並木も見ごろになりますな。
外部リンク(YAMAP)