今日は美容院に行った。
私は約17年間同じ美容師さんに切ってもらっている。
最初に彼に出会ったのはまだ大学生の頃だった。
彼はまだ独立しておらず、大きな美容院のNo.2だった。
私は髪の量が多く、いわゆる美容師さん泣かせだった。
いつも「多いですねぇ」と苦情言われながら恐縮ものだ。
彼は違った。
「やりがいがありますよ」と楽しそうに切ってくれた。
そして、今までの中でダントツの出来栄えだった。
彼から「独立する」と名刺をいただいた時、迷わずついていった。
店は4回移転し、今は間借りではなくおしゃれな自己店舗である。
「ども~」いつもの挨拶。
「今日は?」
「前と同じ感じで。」
それだけで通じる。
美「前髪はどうする?」
私「短いと大変だから長いままで」
美「そうだよねぇ。前に一回だけ短くしたことあったよね。」
私「えー?そんなことあったっけ?よく覚えてるね。」
美「覚えてるよー!最近のことは覚えられないんだけど、昔のことは覚えてるんだよ。」
私「わかるー!」
お互い年をとった中年同士の会話である。
美「髪あんまり伸びてないよね。」
私「最近、栄養が髪より腰回りに来ちゃって。」
美「俺もそうなんだよ。どうにかしてよ~この肉。とうとう俺ジムに通うことにしたよ。」
私「ほんとに?」
美「そう、泳ぐよ、俺は。来月から。」
私「あたしもジム行こうかなぁ。」
まさしく中年である。
そんなこんなでお任せカットの出来上がり。
正直この長い年月の間に2回浮気したことがある。
その度、ぼろぼろになっていつも彼に泣きついて怒られた。
私の一番安心できるところである。
そんな彼はといえば、私が紹介した友人たち多数と何股もかけている。![]()