昨日「ぬしさまへ」を読みました。
畠中恵さんの
「しゃばけ」シリーズの第2弾です。
ジャンルは時代ミステリファンタジーノベル
時代:江戸
場所:日本橋 長崎屋
廻船問屋兼薬種問屋の大店
主な登場人物?
【一太郎】
19歳の長崎屋若旦那
病弱でしばしば床に伏せるが、聡明で清廉な意思を持つ。
【佐助】
長崎屋の手代で妖(あやかし)廻船問屋を仕切る
【仁吉】
長崎屋の手代で妖。薬種問屋を仕切る。イケメン
【他たくさんの妖】
屏風のぞき等の付喪神(つくもがみ)や鳴家(やなり)など
【日限(ひぎり)の親分】
岡っ引き
【栄吉】
菓子屋三春屋の跡取息子。一太郎の幼なじみ
私は江戸時代に詳しくないもので、手代とか大店とかピンとこなかったし、あやかし、つくもがみといった独特の世界を理解するのにすごく時間がかかったのです。
この物語は大きく2つの流れにがあると思います。
1つは一太郎の成長日記です。なぜ彼の回りに妖がいるのか、病弱な彼は一人前の大人になれるのかetc
もう1つは安楽椅子探偵モドキです。日限の親分や栄吉が持ち込んだ厄介事を妖達が調査し、それを基に一太郎が推理する。
この流れがわかってからは凄く楽しめるようになりました。
さて、内容です。
「しゃばけ」は長編でしたが、2作目にあたるぬしさまへは6編から鳴る短編集です。
1作目では一太郎は自分の過去を探ります。深く悲しい過去と対峙することにより、やっと自分を認めることができるようになります。
ぬしさまへでは一気に「今」になります。痛快に謎解きをして、場合によっては悪いやつを懲らしめたりします。しゃばけのサブストーリーもあります。異母兄松之助の話し、仁吉の話し。
そんな短編の中でも一太郎は成長していき、今度は徐々に将来に不安を感じ始めたところで終わります。
シリーズは既に6作目。番外編や読本もあります。まだまだ楽しめます。ワクワク
昨年末ドラマ化されたのですが、映像でみるとまたイメージがつけやすいですね。
要するに、この舞台背景を考え出した作者は凄いし、逆にこの特殊な設定に尻込みしないで読んでみて!ってことです。