先日、子供たちが卒業した小学校で
地域の行事が行なわれることがわかり
「小学校の近くはよく通っているけど、校庭の中まで入らないな~、超~久しぶり!」
ということで、わくわくして小学校に行ってみました。
校庭の脇に「うさぎ小屋」があるのですが
以前、飼ってたはずのうさぎの姿は見えず・・・
確か、「うさぎ小屋があるのだから、うさぎを飼いませんか?」
みたいな保護者の声で、飼う事が決まり
学校の休み時間に子供たちと元気に飛びまわれるような
うさぎを二羽、もらってきたはずだったのですが・・・
一羽は、とってもびくびくしていて
校庭の真ん中あたりから「うさぎ見たいな~」ってうさぎ小屋に向かうと
すぐに気がついて、どこかに隠れてしまうんですよね。
神経質になっているのが、よくわかるので、
「うさぎ小屋の前はそっと歩くこと!」とか
「うさぎ小屋に入っていいのは飼育委員だけ!!」とか
何だか悲しい状況になっていました。
その一羽は次の年に病気で亡くなってしまったようなのですが
残りの一羽はそれでも愛嬌を振りまいて元気だったような??
誰かにうさぎの事を聞きたいけど、どうしよう??と困っていたところ
足早に走り去るジャージ姿の若い先生が、息子を見て「うわー!でかくなったー!」
と声をかけてくれたのです。
なんと、アルバイト時代に特別補講授業で息子に算数を教えてくれていた先生でした。
(今は先生として働いていますので、アルバイトしていた学校に赴任したというわけですね。)
「先生!うさぎって?」と聞いたところ
残念ながら、昨年の夏に病気で亡くなったとのこと。
「この小学校に来る前は草原を元気よく飛び回っていたんでしょ?
ここに来て、うさぎは幸せだったのかな?って、とても気になります。」
なんて事を思わず言ってしまったのですが
先生はその言葉に明るく答えてくれました。
「幸せだったと思いますよ!夏休みは、出勤している先生方で交代で餌あげたり、
体調不良の時はうさぎに詳しい先生が看病したり、とにかくうさぎのお世話を懸命にさせてもらいました!
うさぎと楽しく過ごさせてもらいました!」
とニコニコしながら言ってました。
先生のその一言で、ちょっと救われた気持ちになりました。