先日夫の知り合いのひとが、ある新聞の記事を切り取って持ってこられました。
その記事というのは、うちが住んでいる市が発行している新聞の記事で、所得の低い世帯にボイラー設置の費用を援助する、という内容。
なんで夫のところにその記事を持って来られたのかというと、申請するための書類を市のホームページからダウンロードしないといけなかったからです。
記事をもってきたひとは、65歳ぐらい?で、スマホは使っておられるけど、パソコンで書類をダウンロードしてプリントアウトなどはできないので、夫に頼みに来られた、というわけです。
結局70万ウォンぐらいの援助を受けれることになって、めでたし、ということですが。
だけど、こういう援助(韓国では恵沢と言いますが)、知っている者だけが恵沢に預かることができる、ということが多いです。
5月のオボイナルの日(両親の日)に夫の兄弟姉妹たちが集まって外でご飯を食べたときのことです。
兄嫁と妹夫婦が、何やら住宅積み立ての話をしていました。
兄嫁のところの息子たちと、妹夫婦の娘の住宅のことでした。
そういう話をしながら、ヒョンニム(兄嫁)が、
「自分は知らなかったんだけど、周囲のひとが教えてくれた」と。
ヒョンニムも結構知り合いが多いのに、そのヒョンニムでもキャッチできない情報があるのか、と思いました。
だから韓国人は、계모임を作って、必要な情報を得るんですよね。
계모임とは、頼母子(たのもし)講、ですが、日本人にとってはあまり聞きなれない言葉です。