以前より気になっていたのだが、あらためて真剣に考えてみた。
タイトルにある通り、私は、コーラやジンジャーエールなど、ノンアルコールの炭酸ドリンクでも「酔う」ようなのである。
ノンアルコールビールや、ノンアルコールのカクテルなどでも、同様。
「酔う」とは、どういうことか。と、いうと、炭酸ドリンクを飲むと、あからさまに、顔が赤くなる。顔が火照る。ちょっと良い気分になる。ぽーっとする。
今まで、これは誰にでも起こるものだとばかり思っていたが、実はそうではないらしい。
実際、「YAHOO!知恵袋」には、以下のような問い合わせが散見される。
大別すると、以下のように原因が説明されている。
1)カフェイン説
これは、コーラの場合に特にあてはまる。アルコールではなく、カフェインによって、酔ったのと似たような様子になるととらえられている。
たとえば「 カフェインは神経伝達物質に良く似た構造をしていて神経の受容体をブロックするために慣れていない人が大量に摂取するとちょっとおかしな状態になります」といった記述がある。
これは、「神経」への影響に注目しているもので、カフェインによって、気分が高揚するといった影響がありそうだというのは、理解できるが、これでは顔が赤くなる理由の説明とはならない。
2)香料説
香料にエタノールが使われているため、微量のアルコールが含まれているという説明もある。
たとえば、「飲料水に使われる「香料」は、溶剤に通常エタノールが使われています。そのため清涼飲料水であっても、0.05~0.2%程度のアルコール濃度は、普通です」といったようにである。
香料の入っていないドリンクでも同様の現象が生じているので、これも、有力な説とはしがたい。
3)二酸化炭素吸収説
急激に炭酸(二酸化炭素)が体内に入ることにより、「酔い」と似た状態になるというもの。
「血中二酸化炭素上昇で血液pHを下げ、血管拡張と呼吸中枢刺激による呼吸深大とが起こるため」という説明もある。
説明はもっとも科学的であるが、これだ、という確信が持てない。
4)超微量アルコール説
2)と重なるが、香料にかぎらず、ともかく、その飲料に超微量のアルコールが含まれているから、それに身体が反応しているのだ、というもの。
やはりこれも確信が持てない。
5)気分説
感覚的には「気分」で「酔う」というのが、今のところの私の仮の結論だ。
炭酸そのものの気持ちよさは、最終的には、3)の説明に行きつくのかもしれないが、3)だ、と言い切るのは、ちょっと違うと思う。
1)から5)の可能性もあるが、今一つ決定打がない。
放射線被曝においてもそうであるが、ごく微量の化学反応をうまくとらえることは、きわめて難しい。また、意外なほどに個体差がある。おそらく、ただ一つの答えはないのであろう。それでも私は炭酸に「酔う」ことは「確か」なのである。
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